女神の加護
????「聞こえるか、ユウキよ。起きよ、ユウキ。」
ユウキ「・・・・・なんだ???うわっ、眩しい!!。誰? そこにいるの誰だ!?」
????「私は女神シロノア。異世界の女神である。この世界の神との契約によりお主に力を与えに来た。」
ユウキ「えっ?異世界???女神???なんだそれ?何だよ、お前は」
シロノア「私は異世界の女神、あなたに特別な力を与えます。この世界の神はすでにここにはおりません。代わりにこの世界を救う力をあなたに与えにきたのです」
ユウキ「よくわからないっすけど、本当に神様なんですね?」
シロノア「信じるか信じないかは貴方次第です。そして今から与える力もあなた次第で変わります。このまま、破滅の道を歩むのか。もしくは奇跡を起こし人類を救うのか。」
女神は両手をかざし息吹をユウキにかける。ユウキの体は光に包まれだんだんと意識が遠のいていく。
シロノア「・・・スキルを・・・使うときは・・・・☆△▽と・・・・・言いな□△・・・・・1日・・・回・・・・使うこ△□〇・・・・・・でき♢◎」
ユウキは微かに聞こえた言葉を思い眠りについた。
翌朝・・・・・・
昨日は変な夢を見た。自分でも呆れるほど訳のわからない夢だった。女神だったり異世界だったり。よくわからないことだらけな夢だった。
ユウキ(なんであんな夢みたんだろう。昼間あんなにもうれしかったからあんな変な夢見ちゃったのかな。 人類を救うとか・・・・そういえば、最後にあの人何か言ってたな。なんて言ってたっけ???」
ユウキは日課である壁に向かいながら昨日の夢を思い出していた。ただ、あの人が最後に言ってた言葉が思い出せない・・・・・・
ユウキ(なんだったけな~)
壁に到着するとそこにはエリーゼだけがいた。壁はとても広い、昨日みたいに全員集まる事なんて事前に打ち合わせしていなけりゃ起こらないのだ。
ユウキ「エリーゼ、おはよう。昨日はありがとう。」
エリーゼ「おはよう。ユウキ。昨日はびっくりしたわ。せっかくのプレゼントを皆にわけちゃうんですもの。」
ユウキ「ごめんね。でも俺は1人で食べるよりもあの時みんなでああやって食べたかったんだ。皆には本当に感謝してるよ。」
エリーゼ「せっかく皆で頑張ったのに・・・でもやっぱりユウキらしいわ。そんなところも私大好き・・・・・」
ユウキ「えっ?ごめん、最後の方なんて言ったの?ちょっと、小さくて聞こえなかった。」
エリーゼ「いいの、いいの!!!こっちの話!!!さ、今日も食べる物探しましょ。いっぱいとれたら、またアップルと交換して皆で食べましょ。」
ユウキ「そうだね。探そっか。」
エリーゼ「ユウキ、そっちは茂みがゴチャゴチャしてるからこっちから探そっ。」
ユウキ(ゴチャゴチャ????ゴチャ・・・・・・・ゴチャじゃなく・・・ゴチャゴチャゴチャ・・・ガ・・・・ガチャ!!!!)
ユウキ「そうだ!!昨日の!!ガチャだ!!!!!」
ユウキが叫んだとたん目の前に光り輝く箱が現れた。その箱の中には沢山の球が入っている。
ユウキ(えっ!!!!!!何これ!!!!!ちょっと、まって。なんで突然・・・・・)
エリーゼ「ユウキ、ぼーとしてるとすぐに暗くなっちゃうよ!!今日の食べ物みつからなくなるよ。」
ユウキ(エリーゼにはこれが見えてない????俺にだけ見えてるのか???)
ユウキは恐る恐る光っている箱に近づく。中に入っている球なんだろう?食べ物なのか?
蓋を開けようとするが開かない。中の球はどうやればとれるのだろう。真ん中に取手がある。よく見ると何か書いてあるな。えーと・・・
『1日1回 ガチャ無料!!!!!』
そうだ、あの人が言ってた。力を授けるって。それがガチャだ!!!1日1回まわせるって。
まわせる!!回すのか・・・・・・・?????
ユウキはゆっくりと取手をつかみまわしてみる。すると取手の下から中の球が1個出てきた。
ユウキはその球を慎重につかんだ。その瞬間目の前に文字が表示される。
【SSR 前世の記憶・・・・前世の記憶を思い出す】