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memory  作者: Choco
3/3

ついに

あれから、3日が経った。


瓶は未だにテーブルにあげられたままである。男も尋ねてくることはなかった。


簡素な部屋で独り、ソファーに座っている。この3日間、何をするにもやる気が起きなくて食事すらろくにとっていない。


ずっと、瓶の中身のことを考えていた。


もう一度瓶を手に取ってみる。以前とは違い、気持ちは落ち着いていた。


意を決してコルクを開ける。


飲み口に口をつける。


一気に瓶を傾けた・・・。


瞬間、消毒液のような鼻につーんとくる刺激臭と、遠慮なしの苦味に襲われた。瞳には涙がたまった。


「ケホッ・・・!!」


あまりの衝撃に、咳き込む。吐きそうになるのを必死で堪えた。ここで吐き出してしまったら意味がない・・・



口の中が気持ち悪い。うがいをしたかったが、それをしてしまうと効果がなくなってしまうような気がしてやめた。


さっきから頭が重いのは気のせいか?


男が「一晩たてば効果はあらわれるだろう」と言っていたので、ひとまず今日は、眠りにつくことにした・・・




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