表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の花  作者: 凛華
1/2

episode1 

___先日行方不明になった””逢依さんですが未だ行方が分からず____










私の友人がいなくなってからもう一週間たった。


警察はほとんど何もしてくれなかった。

不審な人物は見られなかったといい家出だろうとまで言われた。



あの子が行方不明になったのは学校からの帰り道私と別れてからだった。

別れる前に私はあの子と次の日に出かけようと約束をした。

『真友ちゃん、また明日!」って言ってた。

あの子は約束を破るような子じゃない。



ほかの友達や先生達は知らんぷりだ。

表ではどうしたんだろうとか心配だねとか言ってるけどどうせ本心じゃないんだろう。




醜く汚い人間。





あの子はどこにいるのかなってぼうっとしていたらいつの間にか夕方になっていた。綺麗な夕日・・・。そんなふうに思っていたらふっと昔の懐かしい記憶を思い出した。こんなふうに綺麗な夕日の中あの子と二人で神社の境内でかくれんぼをしていたことを。


神社・・・もう全然行ってないな・・・久しぶりに行ってみようかな。






しばらく来ていなかった神社はだいぶ寂れていた。

「こんなだったっけ・・・?」

あの頃はもっと綺麗だった、もっと・・・キラキラしていた。

そんなことを考え始めると、止まらなくなってしまう。そう思い私は無理やり考えることをやめた。



昔のことを思い出しながら境内の中をぶらぶらしていた。


不意に後ろの草むらが音を立て始めたの。ガサガサって。


何故か逃げなくちゃって思った。けれど足は言うことを聞かない。


だんだん音は近付いて来た。草むらから出てきたものを見たとき息が止まるかと思った。


「どうして・・・?」




















___昨日行方がわからなくなった小名川真友さんですが、未だ行方が分からっていません。警察は二週間前に行方不明になった天川逢依さんと何らかの関連があるとして___










きっと私たちが見つかるのはもっと後だろう・・・それまでは・・・


ふたりっきりでかくれんぼしよう?ねぇ、真友・・・死んでも離れないから


















episode1   天川逢依       アイビー





end








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ