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エピローグ
荒廃していく世界。
無数の弱者が悲劇に倒れる。
動乱の世界は、急速に弱者を葬る。
不幸の闇が世界を覆う。
戦争によって幸福を得る。
黒い夢が世界を覆う。
だが、終わらぬ闇はない。
光の消えた世界に、またいつか白き光は射し込む。
暗黒の世界も無限ではない。
大陸の北方で渦巻く黒い夢の根源も、
無限の名を持ち、黒い夢を生み出す天の要塞も、
“いつか”は終わりを迎える。
――“いつか”、は……
“白き女騎”を筆頭とした白光の軍勢が、動乱の世界を駆け回る。
失われた時代を取り戻そうと、黒い夢に立ち向かう。
……――心を切り裂く、闇の悲劇を伴いながら――……
『黒い夢と白い夢Ⅴ ――動乱の世界―― 完結』




