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エンディング……?

剣が龍の鱗を貫く。

騎士団の槍が突き刺さる。

弓と魔法が次々と命中する。


「やるじゃないか……」


龍が言葉を発した。


「だが……」


その尾の一振りで数百人が吹き飛ばされた。


「くそっ!」


グレイスが叫ぶ。


レンは血まみれになりながらも前に進み続けた。


「諦めない!」


彼は最後の力を振り絞り、龍の首元に飛び乗った。


「うおおおおっ!」


剣が龍の首筋を貫く!

龍が悲鳴を上げた。


「レン!とどめを刺せ!」


グレイスの声に導かれ、レンは剣を深く突き刺した。


「これで終わりだ!」


龍が轟音と共に崩れ落ちた。


***


戦いは終わった。


荒野は傷ついた人々であふれていた。


「レン!」


グレイスが駆け寄ってくる。


「無事か!」


レンは肩で息をしながら頷いた。


「はい……なんとか……」


その時—


「お見事!」


神楽坂智樹が忽然と現れた。


「おめでとう!遂に勇者が魔王を倒した!感動のエンディングだ!」


……


しかし世界は何も変わらない。

人々は傷つき、荒野は焼け野原のまま。



「あれ?」智樹が首を傾げる。


「おかしいな〜。条件を満たしたはずなのに……おかしい……おかしいおかしおかしおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい!」


頭を掻きむしりながら発狂する


「こんなのは不条理だ!クソゲーだ!クソゲーだ!クソゲーだ!クソゲーだ!」


智樹は頭を掻きむしって叫び続けた。


グレイスが一歩前に出て智樹を睨みつける。


「お前は何者なんだ、何がしたい」


「ふふふ……」


智樹が不気味に微笑んだ。


「僕かい?僕はこの世界の支配者だよ。もっとわかりやすく言えば……」


「ゲームマスターってわけさ」


智樹が指を鳴らすと、荒野全体が歪んだ光に包まれた。

人々の姿が霞み、まるで霧の中に溶けていく。


「何をした!」


レンが叫ぶ。


「五月蝿いな、ただ転移しただけだよ。邪魔なNPCには一旦退場してもらった」


智樹が肩をすくめた。


「さて……主人公くん。君の役目は終わったよ」


「どういうことだ……?」


レンは剣を構えた。

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