イケる
パー子が風邪から回復して吉田と僕はまた疎遠になった。パー子は毎晩求めてくるし、吉田は殻に閉じこもったままだった。
「高山先輩!パー子と付き合って下さい!」部室で僕はお願いした。「つまり吉田薫ちゃんとセックスライフを送りたいから俺にパー子ちゃんと付き合えと?」高山は、顎に手を当てて聞いてきた。「そうです!」僕は、正直に答えた。「分かった。パー子ちゃんに告白する」と高山は言った。
「無理!修ちゃんとしか付き合わないってさ。」と数分後に高山は帰って来て言った。「マジか〜。」僕は泣きそうになった。「部室で吉田薫ちゃんとセックスすれば?」高山は提案した。ナイス!さっそく次の日、吉田と部室でセックスした。しかしそれをパー子に見られてしまった。パー子は錯乱状態になり高山とセックスした。
僕の計画は、上手くいった。吉田に「好きだ。付き合って欲しい。」と言うと吉田はうんと呟いた。吉田と次の日から学校に手を握って登校した。吉田は小説を片手で読みながら「桐山君、川上さんは?」と聞いてきた。「高山先輩と付き合うって!」と答えた。「お似合いだね。」とだけ吉田は言った。
パー子は、高山の学年に飛び級した。パー子は勉強はトップなのだ。高山に付いて回るようになった。僕は、吉田と小説の話を良くしている。吉田は読書依存症らしい。そんな吉田と放課後は本屋に通うのが日課になった。パー子は、高山に大切にされてるか気になったが僕はパー子を卒業したのだと自分に言い聞かせた。