風邪
パー子が、授業中、ぶっ倒れた。
「大丈夫か?パー子?」
僕はパー子を起き起こした。
みんなもパー子の顔を覗き込んだ。
「鼻血出てる!」
「風邪だろ?」
僕は吉田薫を呼んで一緒にパー子を保健室に運んだ。
「風邪だね。」保健室の先生は言った。
吉田薫は、無表情だった。
僕は、何気なく吉田と手を繋いだ。
廊下でー。
そして、授業をサボって二人で僕の部屋に行って吉田とセックスした。生まれて初めて僕は吉田の中でいった。妖艶な体つきをしていた。「桐山君、何でわたしの気持ちに気が付いたの?」吉田は、下着を着ながら僕に聞いてきた。「何となくね。吉田が寂しそうにしてたから。」と答えた。
「そう。」と吉田は呟いて部屋を出て行った。
僕は、吉田の体を思い出しながら自慰行為をした。すぐにいった。学校に戻ると吉田は小説を読んでいた。僕の顔を一瞥してすぐに無表情で小説の世界に戻った。
放課後、口の固い同級生の木村颯に吉田との事を話した。木村は、パソコン教室にいた。「良いんじゃない。修がいけたなら告白しなよ。」と平然と助言してくれた。「告白?セックスした後に?」ちょっと僕はびっくりした。「まぁ、テレパシーみたいなシンパシー感じてるなら告白する必要はないよ。」木村は、パソコンの画面を見ながら言った。
考えるな感じろか?と僕は思ってパー子を保健室に迎えに行った。