部活
朝の出来事を思い出して、僕は部室で頭を抱え込んだ。ファーストキスがパー子かよ?終ってるな〜。
「どうしたんだよ?桐山君。」
サッカー部のキャプテン高山颯太が部室に入って来た。
「先輩、ハルマゲドン来るんすかね?」
「いつかわね。」
僕は、今日来て欲しいと願った。
「川上さんとキス?マジで?」
高山は、嬉しそうに聞いてきた。
「そうなんすよ、朝の教室で気持ち良く朝日浴びてたらパー子とベロチューすよ?マジであり得ない。キモい。」
高山は、顎に手を当ててうーんと考えこんだ。
「どうしたんすか?先輩?」
「羨ましいなと思って。」
僕は、学校一のモテ男、高山颯太を殴りたくなった。
「先輩、パー子の事好きなんすか?」
「うん。好き。」
即答かよ〜?
「冗談ですよね?」
また高山は顎に手を当てて考え込んだ。
「本気だよ。川上さん可愛いし。でも、俺、相手にされて無いんだよね。」
オーマイガー!
そんな時にパー子が現れた。
「部活サボったらお仕置きよ!」
とパー子が修に言って来た。
「やあ、川上さん。元気?」
パー子は、高山を見ようともしないで
「パー子は、いつも元気!修ちゃんのキスも気持ち良かったし。」
オーマイガー!