僕って何?
自分の立ち位置が不明快。高校一年生。十五歳。サッカーとボクシングをしている。恋人はいない。何なんだ?僕、いや、ブリーフからトランクスになったから俺は!俺の夢は?将来就きたい職業は?何も無い。俺は、からっぽだ。
ただ一つ秀でてると言ったらセックスの回数ぐらいだ。セックスとは何か分からない。スゴいのか?軽いのか?「そりゃあ、羨ましいよ。」木村は言う。「舞さん、川上、吉田。十五歳にして三人と経験あるなんてヤバいよ。」俺は、セックスなんて求めて無い。人生の輝かしい目標を持ちたい。
最近、勉強を始めた。コツコツ毎日。しかし、頭には残らないテスト前に詰め込むだけ。成績は最下位に近い。
サッカー、ボクシング、どっちかを極めるか?
俺は、プロボクサーになる事を決めた。新人王になり世界チャンピオンになる。会長にその旨を伝えると分かったとだけ言われた。期待されてない?才能無し?努力するしかない!無敵のボクサーに!減量、走り込み、シャドー、スパーリング。全てやっている。やってないと不安になる。
禁欲にも励んだ。パー子も舞も寄せ付けない殺気を放った。
俺は、ボクサーになる。
そんな時に限って気になる女が、出来る。成瀬麻耶。イジメをウケている女子生徒だ。吉田薫に少し似ていた。無口で一人ぼっち。このままだと男子生徒から肉便器扱いされそうだった。だから誘ったが断られた。ショックだった。俺を拒絶する女?生まれて初めてだった。




