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教室

空は、朝日の粒子を解き放つように教室に振りまいて来た。


僕は、眩しくて瞳を閉じた。


そうすると、唇に何かが押し付けられた。


瞳を恐る恐る開けるとパー子が僕にキスしていた。

「何してるんだよ?」

僕はキスしたままパー子に聞いた。


パー子は、黙ったまま舌を入れて来た。

「やめろよ!バカ!」

僕は、パー子の肩を押した。


パー子は、倒れ込んだ。

「あ、ごめん。」

と僕は反射的に謝った。


「大丈夫。修ちゃんのキス気持ち良かったから。」


パー子は、満足げな顔した。


「って!違うだろ?パー子がキスして来たんだろ?」


怒りと恥ずかしい気持ちで僕はパー子に抗議した。

「修ちゃんからして来たんだよ。」

だから違うだろ!だからみんなにパー子って呼ばれるんだよ!と言いたい事を我慢してパー子のケツを手の平で叩いた。


お母さんが子供の躾けの為に叩くようにした。

「修ちゃん!痛い!」

痛くしてるんだから当たり前だ!


「おい!川上をイジメるな!」

と同じクラスのゴリラ事、坂東三郎が言って来た。


「ちげーよ!これには深い訳があるんだよ!」

「とにかく川上をイジメるな!」


坂東は、この高校で唯一のパー子をフォローする男子生徒だ。


「分かったよ。」


最後に思い切りパー子のお尻を僕は叩いて解放した。


人のキスを奪いやがって!

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