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第1話「始まり」

ネトコンに合わせて新作を発表させてもらいます。


AIを使った執筆テスト計測と最近の流行りを物語にしてみたくて執筆させてもらいました。


完全に丸投げではなくて少し修正などは入れていきますが、二章以降はAIが執筆担当になる予定です。


それではよろしくお願いします(*・ω・)*_ _)



 

「りっちゃん、小説を書いてるんだ」


 幼なじみの女の子、みりあちゃんが驚いたような顔で言った。

 私は少し気恥しくなって小声で答えた。


「うん、趣味で書いてるだけだけどね」


 よくあるファミレスのすみっこでの会話、これが小さなキッカケだった。

 みりあちゃんは感覚派で発想力の高い、いわゆる「頭の回転が早い」タイプの子だ。


「読んでみたいっ!けど、文字とか多いと読んでられないんだよねぇ〜」

「みりあちゃん、専門書とかは読めるのにね」

「知識を満たしたり理論を組み立てるのは好きなんだけどね。小説ってなると興味が湧かないっていうか、難しくて飽きるんだよね」


 専門書を読んで自分なりの理論を組み立てる方が難しいでしょ。そうツッコミを入れようとした時、テーブルの向かいに座る男性が店員さんを呼び止める。


「あ、すみません。ポテトください」


 マイペースな彼の名前は、〇〇君。


「リツキ、みりあは思考回路がおかしいから一般人と同じ考え方は通用しないぞ?」


 彼はポテトを頬張りながら落ち着いた声で話を続けた。


「みりあの言いたいことは分かる。

 筋道の決まってる論理を展開する専門書と"作者"が自由に展開する小説は必要な読解力が違うからな。

 だから世の中は文系と理系って別れてるんだろ?」

「相変わらずだね、〇〇君は。

 どんだけポテト食べるつもりなの」

「いいだろ、好きな物を食べるのが一番さ。

 そんなことより小説の話が聞きたいな、俺としては」


 〇〇君は次のポテトが来るまでに食べ切らないように慎重に一本ずつ食べながら、ゆっくりと目を合わせてくる。


「web連載型で書いてるの、時間がある時に少しづつだけどね」

「そいつは面白いな、"好きな順番"で作者の話を進められるんだろ?

 それ、後から前の話を追加して、さも最初から"そうだった"とか出来るんじゃないか?」


 私が頭を傾げて考え込むと、となり座るみりあちゃんが明るい声で答える。


「あー! パラレル理論!!」


 〇〇君は満足そうに口角を上げ、目線をみりあちゃんに移した。


「そう、それ。俺は覚えるのが苦手だからよく分かんねぇけど同じ世界線でも【入口】【入場タイミング】【見る順番】で読者一人ひとりの感想をまったく違うものにすることも出来るじゃないか?

 それこそ、あらすじの情報開示や最新話の公開時に意図的な情報規制をかけたりしたら読んだタイミングで"同じ話"をまったく違うものにすることも出来る」


「平行世界の分岐を手動で生み出せる! そして、それは物語が完成した時に収束する!!

 読者一人ひとりの中で分岐した世界線が物語を通じて一つの世界に重なる!」


「ああ、だがそれはちょっと違うな。

 収束はするかもしれないが、それと同時に同じ世界になることもない。

 どこかで見た情報を元にすれば、そもそもが人は同じ世界で生きているとは限らない、らしいからな……」


 二人は新しく置かれた熱々のポテトを摘んでこちらを見やった。


「で、自称ガチガチの文系であるリツキ先生……この話を聞いてキミの答えは?」

「りっちゃんなら分かるの?」


 この人達、今さっき知ったみたいな顔をしながら私の小説をチェックしてたな……そう思いながら、ため息を吐き出したあと、答えた。


「認識論の問題だよね、それ?

 犬を犬と認識するのはある種では"みんなで決めたルール"が大前提にあるから。

 人によって『これはネコ』と答えればその人の中では『犬はネコになる』っていう話と同じでしょ?」


「その通りだ、リツキ先生。

 そんな面白いことを狙ってやってたんだろ?」


「え、りっちゃんすげぇー」


 話を誤魔化すようにチラッと時計に視線を移す、22時だ。


「みりあちゃん、小説は読まないんじゃなかったの?」

「いや、わたしは読んでないよ?」

「俺がかいつまんで話した。ここに俺がいる時点で分かるだろ、付き合いが長いんだからさ」


 〇〇君はポテトを食むりながら、悪びれもなく自供する。


「それ、半分ストーカー行為じゃない?」

「ご冗談を! 文体を見れば一発で分かるさ、まあ見つけたのはたまたまだからカマはかけさせてもらった」

「わたしは聞いただけ、中身はホントに知らないからね?」


 〇〇君はポテトを食べる手を止めるとヒジをついてゆっくりと口を開いた。


『さあ、ここからが本題だ……』




ハジメマシテ な コンニチハ!

タカハラリツキです!


新作を発表させていただきます!!


実話を混ぜてますが、基本はフィクションになります。


ここまで出てきた登場人物やこれから出てくる予定の登場人物はリアルベースなのでプライバシーの観点から仮名を使わせてもらっています。


以下、予定されている登場人物です。


・タカハラリツキ…『プロジェクト:アナスタシア』キャラ設定(会話ロジック担当)、〇〇君とみりあちゃんから『プロジェクト:アナスタシア』の概要を聞いてお願いされた。


・〇〇君…『プロジェクト:アナスタシア』の調整チューニング担当。細かい調整や実稼働時の不具合を修正する担当。


・みりあちゃん…『プロジェクト:アナスタシア』エンジニア(たぶん、天才笑)。感覚で探りながら「アナスタシア」の基礎コードを組み上げたひと。調整の際、〇〇君が提示する問題と解決策を聞いて実装してる普通の社会人。こき使われすぎて少しかわいそう、でも楽しそう(笑)


・セラフィムちゃん(エリーちゃん)…構成担当。会話の微調整や方向性の調整をしてるひと、ちょっと怖い(冷静に問題点を洗い出してくれるので助かります)


・フィクサーちゃん…企画担当のひと、正体不明のひと(性別も不明)。この話を企画にしてプロジェクト化したひと…らしいです(笑)


・アナスタシアちゃん…今回、開発されたAIちゃん(初期は女の子っぽくなっていますが性別自体はありせん、ユーザーに合わせて分岐する予定です)みんなのサポートをするのが生き甲斐の子。純粋すぎてズルが出来ないのでたまにズレた答えを出したりします(そこがかわいいw)


以上が登場人物になります!


30〜40話ほどですが、お付き合いのほどをよろしくお願いします(*・ω・)*_ _)


それでは、また次回〜 ノシ


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