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とあるアプリで出題されたテーマから紡がれるストーリー  作者: 砂坂よつば


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7/11

7話【カーテン】ト【放課後】

 オブジェ部屋にもカーテンはあった。

【東】の方角に壁に埋め込まれたカーテンレール、そして上から緑色、真ん中は黄色、最後に白色といったグラデーションに色がはっきりと分かれることなく上手い具合に混ざりながら変わって行く綺麗なカーテンがかかっている。

このカーテンを作った職人は凄いなぁと感心していた。

カーテンの両サイドを持って左右に開けてみる……。

俺の予想通りこの部屋にも窓はなかった。


「この部屋にもないんだ」


一体このカーテンは何を表しているのか、そして何故窓はないのか。

いくら考えてもわからないがこれもヒントなのだろうと俺は開けたカーテンを閉める。

数体いるマネキンとそれに混じって一体のマリア像の方へ体を向くと、目線が皆、俺の方に向けてられている。

体中がゾクと震え上がった。

マネキン達から背を向けた瞬間動いている気がするのは俺の思い過ごしだろう。


 半信半疑で俺は再びカーテンの方へ向き直って、3秒数を数えてみる。


「1、2、3」


その瞬間、マネキン側へすぐに振り向く。


「!?マジ……かよ」


数体のマネキンが僅かに動いていたが、マリア像は動いてないようだ。

このまま振り向かずにいたらマネキン達に押し潰されてしまうところだったのか?

ん?ちょっと待ってくれ。

なんだか知っているぞ!

あれだ!あの遊びによく似ている。


小学生の時だ。俺の記憶だと低学年の頃、クラスで小学校のグランドを使って放課後、暇な奴ら集めてよく皆んなで遊んだっけ。

その時よく遊んでいたのが【だるまさんがころんだ】だった。

じゃんけんで負けた人は鬼になってグランドから靴箱へ向かう壁の方を向いて、目を瞑り数を数える。

鬼以外はグランドへ散らばる。

鬼の近くに行くか、遠くに行くかは自分で決める。まぁ大抵の人は遠くに行くんだろうけど、俺は毎回中間くらいの距離をいつもキープしていたな。

ルールはいたってシンプルなんだけど、この遊び「忍耐力」と「俊敏さ」が勝つだよな確か……。


つまり俺はマネキン達から【だるまさんがころんだ】ゲームに強制参加したってことかーーーー!?


7話 End


お題【カーテン】24‘10/12


  【放課後】24’10/13

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