なんばしよっと!
今日は再掲のお話を公開したので、短いお話を一つ。
以前に私のパソコンを修理してくださった凄腕SE 増田さん(仮名)のお話です(ご本人からエッセイに書くお許しをいただいています)。
増田さんは幼少の頃、福岡県で暮らしていたそうです。7歳頃に関西へ引っ越して、現在は滋賀県にお住まい。7歳からずっと関西なのに、関西なまりはナイです。美しい標準語をお話になる。
私は周囲の滋賀県ネイティブから「エセ関西弁」と呼ばれています。関西弁と九州弁が混ざった、珍妙な言葉を話すらしい。自分ではまったくわからないのですけれど「ホラホラ、エセ関西弁ww」と言われて「バカにされた! ムキイイイ!」って怒っています。
ですから増田さんの美しい話し方はうらやましいし、どうして方言が出ないのか不思議でした。
それを増田さんに伝えると……。
増田さん:特に意識はしていないのですけれど、方言が出るときもありますよ♪
ソウ:どんな時ですか?
増田さん:7歳まで福岡県で暮らして、その後はずっと関西圏で暮らしています。学校を卒業したのも、就職したのも、結婚も出産もすべて関西です。もちろん子育ても関西です。子どもが大きくなって、イタズラをするようになりました。ある日、ひどく危ないイタズラをしたのです。私は心配で頭に血がのぼって、初めて子どもを怒鳴り付けました。その時に出た言葉がですね…………。
「なんばしよっと!!」 だったのです(笑)。
おそらく母が子どもだった私を叱る時に、福岡弁で叱っていたのでしょうね。まったく記憶にないのですが、とっさに出た言葉です。私も自分で驚きました!
……へえぇ! そういうコトって、あるのですね。おぼえてなくても、無意識に刷り込まれているのでしょうか? そういえば先日、私は身の危険を感じることがありました。もうダメだ!と思ったけど、大丈夫だった。一気に不安から解放されて、ほっとした私が言った一言は…………。
「てめぇ、ぶっ殺すぞ!!」 でした……(涙)。もうちょっと品良くしようさぁ~! ただの輩やん……(涙)。
次に同じ場面になった時は「あら! まあ!」と、お上品に反応したいです(涙)。




