人生で一番後悔したこと(まだ前置きです。ごめん!)
人生で一番後悔したお話です。
後悔することになった原因は、ハッキリわかっています。
原因1・おなかがすいていたから。
原因2・私の運転が超絶にヘタだから。
順を追って説明します。
原因1・おなかがすいていたから
私はたいていご機嫌さんです♪ 私を知る方は「ソウマチは、いつもニコニコしている」と言ってくださいます。一人で歩いている時もニコニコ(ヘラヘラ)しているらしく、知らない方から話しかけられることがあります。特に道を訊かれることが多い。しかし方向オンチなので、道案内は苦手です。だいたいニコニコしながら「私もわからないので、他の方に訊いてみましょう!」と言って、他の方を巻き込むことが多いです☆
そんな私ですけれど弱点がありまして、おなかが空いていると人格が変わります。異常にイライラして、攻撃的になってしまう。さすがに大人なので実際に攻撃することはありませんけれど、心の中でものすごい悪態をついています。けれどもご安心ください。空腹の時間が長くなると、また通常運転のニコニコに戻ります。不機嫌になるのは、お腹がすいた直後の短時間だけです! それに空腹だからと相手に八つ当たりをすることは、ほとんどありません! 皆無とは言えませんけれど、よほど親しい間柄でなければ不機嫌だとバレてませんから!
原因2・私の運転が超絶にヘタだから
じつは大型車の運転免許を持っています。大昔に取得したので、中型トラックではなく大型トラックを運転できます。ついでにバイクは中型免許を持っています。ちなみにゴールドの運転免許証です。ずうっと、無事故無違反☆
トラックやバイクに乗れるわ、無事故無違反だわ、これだけ見ると運転が上手だと思われるでしょう!? めちゃめちゃヘタクソです! 壊滅的にヘタクソです!
無事故無違反のタネ明かしは簡単です。そもそも運転していませんもの! 運転しないから、事故も違反もありません! ってか、クルマ持ってませんから! 貧乏、バンザイ!(← ちがう)
もともと私は、トラック運転手になりたかったのです。大きなトラックを華麗に運転したかった! だから自動車学校へ行きました。当時は女性でトラックの免許を取得する人は珍しく、自動車学校でかなり目立っていました。教官の先生が変わるたびに「なんでトラックに乗りたいん?」って質問されていました。
先生は5人お世話になりました。みなさん男性でした。そして男性の教官5人全員の悲鳴を聞きました……。私の運転がヘタすぎて、百戦錬磨の先生でさえ悲鳴をあげた…………(涙)。
とにかく車幅がわからない! そして車の奥行(長さ?)もわからない! 普通自動車でさえわからないので、駐車場にとめる時は左右に車がいない場所にしかとめませんでした。隣に車がとまっていたら、絶対に! とめない! どんなに遠くても他の車がいない場所にとめる!
なんてことは、自動車教習所では言えません。そんなワガママ許されない。トラックを縦列駐車できないと、免許はもらえませんもの。ちなみに試験中に駐車場の場所を示しているポールに接触したら、一発で試験中止です。かすっただけでも、ダメ。おさわりナシで駐車できないと免許はもらえない。このポール、暖簾みたいなカンジです。接触すると、ユラユラ揺れる。接触したのが一目でわかるのと、ぶつけても教習トラックにキズが付かないという利点があります。車にキズがつかないのをイイコトに、練習中は気軽にぶつけて(!)いました。
縦列駐車を何度もしているうちに、やっとコツがわかった! 「ハンドルを左に7回半まわす、そのままバックして今後は右に6回」。正確な回数は忘れてしまいましたが、常に同じ場所にとめるので同じ回数ハンドルをまわせばいい! …………これ、教習所では通用しますけれど、外の駐車場では通用しません。色んな場所があるから、臨機応変にしないとダメ。ぜんぜんダメです。でも試験は通ることができた!
路上教習は、ひどいもんでした! 私が教官なら、絶対にやりたくない! 車幅がわからないので、すぐぶつけそうになるのですよ! トンネルで曲がり角で、あらゆる場所で何度も先生方の悲鳴を聞きました。でも無事でした! 壁にぶつかったミラーがゴイン!って折りたたまれたことはあったけれど、ミラーなんてぶつかるのを想定して折りたたむように設計されていますから、手で角度を直せばいいだけ。 生け垣にガガガ!とこすったこともありましたけれど、生け垣もトラックも大した損傷はなかったからセーフ!(← アウトだってば) 最悪の「他の車とぶつかる」という事態は一度もありませんでした!
なぜか? なぜ他の車にぶつからなかったのか?
トラックって、デカイでしょう? 遠くからでも接近してるのがわかる。だから私がうっかりした運転をしていても、相手の方が「ヤバイ!」って避けたり、ブレーキを踏んでくださいまして……。ひとえに安全運転を心がける皆様のおかげで、私はぶつからずに済んだ……。他力本願…………。その節は、誠にお世話になりました……。すみませんでした……。
そうは言っても、私だって頑張りました! もともと安全運転には自信があります! 急発進も急加速も急ブレーキもやりません! いつでもゆっくり安全運転!
ある日、路上教習で私は街中を走っていました。当時は教習中にラジオを聴きながら走っていた。天気はいいし、やっと路上に出られるようになったし、私はご機嫌さんです♪ ゆっくりゆっくりトラックを走らせて、慎重に運転していた。いつもは車が多い道なのに、私の前には一台も車がありません。対向車線はそれなりに混雑しているのに、私の目の前はスカっとあいてる! 今日は運が良いなぁ~♪
ラジオ:ここで交通情報です。県道〇号線、上りは約3㎞の渋滞です。渋滞の原因は不明。〇〇付近を先頭に大きな渋滞が起こっています。お出かけの方は、ご注意ください。
おり? それって私が走ってる道じゃん? でも車、ぜんぜんいないよ? 渋滞してないですよ?
首をひねる私の横で、先生が頭を抱えました。
先生:ソウマチさん……今ね、あなたが渋滞の先頭……。あなたが3㎞の渋滞の原因……。
あわてて後ろを振り向くと、ズラズラズラ~と遥か遠くまで車が並んでいる! 片道1車線の道なので、追い抜くこともできない! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
というくらい、安全運転です! (← トロいだけ。大迷惑!!)
ぜんぜん違う話をしていいですか? 当時はヒマだったのと若かったので、ある実験をしました。
〇色っぽいミニスカートと、色気ゼロのデニムパンツ、服装で先生のハンコをもらえる確率は変わるか?
教習終わりに先生のハンコをもらえないと、次の過程へ進むことはできません。できればハンコが欲しい! そしてハンコをもらえる確率は、服装によって変化があるのか!?
結論:大いにある!!
正確な数字は忘れましたけれど、偶然とは思えないほど大きな開きがありました! ミニスカートでハンコをもらうのは至難のワザです! 教習所へ通うなら、色気ゼロのほうが良いです! ハンコだけでなく、先生から口説かれる確率も飛躍的に上がります! 狭い車内で口説かれるのは、死ぬほどメンドクサイ! ってか、口説くヤツが死ね!!
話を元に戻します。私の運転がヘタな話です。
先生方の決死の努力で、トラックの運転免許を取得することができました! ありがとうございます! 張り切って運送会社へ面接に行ったのですが、ことごとく落ちました! この話は、またいつか書きます。
念願だったトラックには乗れませんでしたが、日常生活で普通自動車に乗っていました。当時はセレブだったので、それなりの外車に乗っていました。
そして、死ぬほど後悔する出来事が起こりました……。
やっと本題に入ることができたのに、すみません! 今日はここまでです!
引っ張ってしまって、ごめんなさい!
運転をなさる方は、どうぞご安全に! 運転をなさらない方も、どうぞご安全に!




