禍福は糾える縄の如し
正月早々、イイコトと良くないコトが雪崩のように起こって翻弄されています。
あなたは「夏目友人帳」をご存じでしょうか? 緑川ゆきさんが20年(!)連載している漫画です。私は大好きで、何度も読んで毎回泣いてます。ww
ツイ友の書店さんがTwitterで緑川ゆきさんのことをつぶやいていました。私は深く考えずに「緑川ゆきさん! 大好きです!」と返信しました。すると緑川ゆきさんご本人から「いいね」が!!! まさかご本人が見ているとは思わず、ビックリした! めっちゃ嬉しかったです!
お正月には人生初めての餅つきに挑戦しました! カーディーラーの初売りイベントで餅つき大会があったのです。お店の方が「おもちをつきたい子どもさんは手をあげて~!」と言うので、私(50歳)はビシっと手をあげた! ちびっこたちは恥ずかしがって、誰も手をあげない。お店の方は私をスル~して「ちびっこはいるかな~!?」と言うのもかまわず、私はまた手をあげる! あきらめたお店の方が「じゃあ、そこの大人の方……」と餅をつかせてくれた! 張り切りすぎて係りの方の杵と私の杵がぶつかってスゴイ音がして強制終了になったのも、良い思い出です♪ 私の立候補が呼び水になって、ちびっこたちが殺到したので、結果オーライ☆ つきたてのお餅は柔らかくておいしかったです♪
↑ ここまで書いて、パソコンが壊れた!? Windowsが使えなくなった!! あわてて救援要請をしたのが昨日。おかげさまで大事に至らなかったのですが、またパソコンが壊れたらどうしよう!? と思って震え上がっていました。動かなくなった原因は不明。また壊れるのではないかと戦々恐々としています。
思い返せば年末に担当さまから言われた一言がバタバタの始まりだった。「二巻の原稿は、1月6日以降に読めます♪」 それって6日までに原稿を完成させないといけない! 400字詰原稿用紙にして約30枚を削らないと!! いったいどこを削ればいいんだ!?
年末の大掃除どころか普通の掃除もしないまま、パソコンに向かって作業をします。顔を洗う余裕もない。大晦日も朝から作業をして、力尽きて寝た。元日は朝日が昇る前から作業。一年の計は元旦にありとか言うけど、そんな崇高なモンじゃない。集中力が途切れるまで頑張って、ふと気づく。「福岡県の母親に、年始のご挨拶くらいしたほうがいいんじゃないか?」。あわてて電話をかけてみると……。
母親:昨日、お兄ちゃんがコロナになってね~! たいへんみたいよ~!
お兄ちゃんというのは、私の実兄。母親と同居している。同居とはいうものの住居スペースは完全に分離しているので母は感染していないのですが、兄の家族は濃厚接触。いつもなら母や兄の奥さんが準備したお正月料理を一緒に囲むらしい(私は参加したことがない)が、即中止。正月早々お気の毒なことで……。話変わるけどお母さん、私のエッセイ読んでくれてる?
母親:読んでないわ~!
そうですか。(エッセイでお母さんが私のことを50年間も間違えた呼び方で呼んでいるお話を書いたのですが⦅詳細は以前のエッセイ・アタシ、崖っぷち……・第76部分・ケガの功名 & 衝撃の告白!⦆ )。読んでないですか。また気が向いたら読んでください。そして感想を教えてください。ではお大事に。
電話を切ってぼーっとしてたら、年末に会ったお友達からメールが来た。彼女は5年ぶりくらいに会いに来てくれて「帰りの雪が心配だから」と言ってほんの30分で帰った後に、大きな交通事故の現場に遭遇したらしい。「あなた(ソウマチ)のおかげで被害者になるのは間一髪で免れました」とメールに書いてくれてたけど、彼女が被害者になる可能性だってあったと思うと、会いに来てもらったことが申し訳ない。優しい彼女は「大きな事故を目の当たりにして、自分が事故を防ぐことができなかっただろうかと煩悶している」と、彼女のせいじゃないのにご自身を責めているようす。それもこれも私に会いに来てくれたから……なんか落ち込む……。
って言いながらも原稿作業はしなきゃいけないし、YouTubeに出演させてもらったご縁で山脇バネさんに金属製の栞を注文して嬉しい出会いもあったし……と思ってたら、思わぬ方たちから年賀状が! すみません! 私、年賀状は書かないのです! 心の中で謝りながら、急いでお返事の年賀状を書く! 本当なら私から出さないといけないのに、失礼しました!!
とか言ってると、外からおじいさんの怒号が! お正月でアパートに友達を訪ねてきた人が、空き室の駐車場に車をとめたらしい。おじいさんは大声で注意してるけど、私は知ってる。このおじいさん車は持ってナイし、訪ねてくるお友達もいない。そもそも空き室の駐車場にちょっと停めたって、誰も困りませんから! お正月早々に怒鳴り声を聞かされて、めっちゃメイワク!
世の中はお正月でお祝い気分らしいが、私には関係ない! 淡々と原稿を直す日々でした。やっと原稿が完成したのが5日。間に合った! 嬉々として原稿を送ろうとすると、なぜかWordが動かない。イヤな予感がしてExcelをさわってみると、やはりこっちも動かない。再起動してもダメ。パソコンが完全に壊れる前に、原稿を送信しないと! Wordで送り状を書いて添付するつもりでしたが、省略。そしてWindowsは動かなくなるという……。
おかげさまでWindowsは動くようになったし、こうやって書いてみると致命傷になる出来事はなかったのですが、なんだか気ぜわしい年末年始でした。原稿の締め切りがあるだけで、気持ちに余裕がなくなります。もっとドーン!と構えて、締め切りなんか笑ってスル~できる大物にならなければ……。いや、スル~できるようになったらなったで問題か……。締め切りはちゃんと守らないと……。
辛気クサイ話ばっかになったので、嬉しかったお話を……。
年末に福岡県水巻町の、えぶり小学校の司書の先生からメールが届きました♪
えぶり小学校は私の母校です♪ 創立130年という古い小学校ですが、作家になったのは私が初めてらしい。「姫さまですよねっ!?」が出版された時に愛する母校に献本しました。ありがたいことに「記念に生徒の前で話をしてほしい」と言われ、5~6年生を対象にお話をしました。その数、90名!! 生徒数としては少ないのですが、生まれて初めての講演がいきなり90名! 今思えばよく話ができたな……と、恐ろしくなります! そういえば以前に仕事で20名を前にして司会をした時に、緊張で頭が真っ白になって言葉が出なくなって他の方が司会をしてくれたことがあった……。それを思えば、私も成長したなぁ~! ヘタなりにちゃんとお話できましたもの!
すみません。献本のお話でした。司書の先生が強烈に推してくださったこともあって、私の本が図書室の年間貸し出しランキングの5位に入ったそうです! やった~! 嬉しい~!
そして三年生の女子からお手紙が届きました! 愛する母校の愛する後輩さんからのお手紙! めっちゃテンション上がります! お手紙には本がおもしろかったことと、可愛い姫さまのイラストが描いてありました。うれしいです(涙)。ありがたいです(涙)。感動しながら読み進むと「ソウマチさんは、清姫とリリ姫、どっちが好きですか? 私は清姫が好きです♡」という一文が。
思わず爆笑しました! どっちが好きかなんて、考えたこともなかった! なんて可愛い質問なんだろう! それにしても……私はどっちが好きなんだろう? 自分なりに一所懸命考えてお返事を書きました。「どちらも好きですけれど、どちらがたくさん好きかわからないので、三巻を書くときにどちらが好きか、考えながら書いてみます」。答えになってないけれど、今の精一杯です。なぜなら……。
主人公のリリ姫と清姫、実在のモデルがいるのですよ……。そして清姫のほうは、私がモデルなのですよ……。「どっちが好き?」と聞かれても、片方は自分がモデルですから公平に選ぶ自信がない。もちろん自分のことは大好きですけれど、じゃあ清姫のほうが好きかと問われると、なんかちがう気がする……。
リリ姫のモデルは、私のお友達の方です。どんな時も冷静沈着で理論的。でも抜けたところもあって、そのギャップが大好き♡ 最初はその方と私がお話の世界に入ったつもりで書いていたのですけれど、あっという間にキャラが独立しまして、どんどん違うキャラになっていった! 作者の私は「こう動いてほしい」と望むのですが、姫さまたちは知らん顔です! ぜんぜん思うように動いてくれない! 早々に動かすのをあきらめて、彼女たちの暴走を記録する係になりました。
一巻もたいがいでしたけど、二巻はスゴイですよ! なんせ私の設定した目的を完全に無視して、姫さまたちは暴走します。「この話、ちゃんと終わるんかな?」ってずっと心配してましたから! さらにサブキャラたちもやらかしてくれました! 最初から一言もしゃべらなかったキャラが最後の最後でいきなり喋り出した! しかもマシンガントーク! 「なんで今頃しゃべりだすんや!」って本気でキレましたもの。わたし。
その他にも「ここで伏線を張っておいて……、後で回収ね♪」と思ってたのとぜんぜん違う伏線回収があって書いてる自分が「えええ!? あなたたち、そういう関係だったの!?」とビックリしたり……。何なんでしょうね? 作者の私が知らない設定って……(涙)。
すでに拙書を読んでくださっている方はご存じでしょうけれど、双子の姫さまが主人公のお話なのですが、一巻はよく読むと姫さまたちって実はほとんど何もしてない。 主人公が活躍しない話なのに、よく成立したよなぁ……と今になると怖いです。二巻はちがいますよ! ガッツリ活躍しています! そしてその二巻が完成した!
いろいろあった年末年始でしたが、なんとか乗り切りました! 今年もどうぞよろしくお願いします♪ そしてあなたにとって良い年になりますように☆




