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1話:(元)魔王陛下、再就職を余儀なくされる

 我の日常は『暴力』『快楽』そして『役割』に満ちていた。



「ゥハーハッハッハッハ! よくぞ我の元へ辿りついた、勇ましき者よ……だが悲しいかな。貴様は999999()目の贄となるであろう」

「おのれ魔王メシュトロイオンめ。大袈裟でわざとらしい高笑いしやがって……!」


 大袈裟でわざとらしい。

 勇者のクセに傷付くことを言うヤツだ。我も気にしているのに。

 だいたい、楽しくも無いのに自然な笑顔を作れるものか。我は仕事中には笑えない性分(たち)だからな。


「魔王め! その不健康そうな白い肌と黒い髪が気に食わねえ! 世界の平和を守るため、お前を倒す!」


 勇者が何度も聞いたような台詞を口にしている。



 そう、我は魔王。

 大魔王メシュトロイオン。宇宙最強の魔王だ。


 宇宙最強という幼稚な二つ名でも全然恥ずかしくない程に、圧倒的最強の魔王だ。

 いや正直に言うと少し恥ずかしい。いやもっと正直に言うと、かなり恥ずかしい。

 しかし先祖から続く二つ名なので我慢せざる得ない。



 魔界の王。それは数多の異界を恐怖に陥れる、魔の存在。

 なればこそ今のように、異世界から来た勇者やら賢者やら軍隊やらが城へと攻め込んでくる。


 たまにこうやってわざと(・・・)勇者を謁見(えっけん)の間まで招き入れ、我が直々に倒す。

 その理由は単純で、自国民や他国へのデモンストレーションである。あと記録映像も売ったりする。それが魔王の『役割』の一つなのだ。


「魔王め! 倒すぞ! 魔王め! 平和のため! あと仲間達の仇も兼ねてる!」

「ほう、貴様に我を殺せるのか?」

「魔王め! ぶっころっす!」


 この勇者は何度「魔王め」と言うのか。

 言葉もたどたどしいし、興奮で上手い言葉が浮かばないのか。

 もしくは元々このような話し方をする種族かもしれない。

 何しろ異界人だ。我の意思疎通魔法で会話出来ているが、根本的な思考や習性の差異はどうしようもない。




 ……で。

 そろそろ『魔王の役割・対勇者編①:戦闘前の良い感じの会話』は打ち切ろうか。

 さっさと『その②』に入って全部終わらせたい。何故ならばオヤツの時間だから。


 役割。

 役割だ。

 魔王は役割を果たさねばならぬ。イメージを大切にし、国民への威厳や他国への脅威を示さねばならぬのだ。

 という訳で、その②。



「貴様の退屈な口上は飽きた。早く掛かって来るが良い」

「うおおおお! 魔王め! うおおおおおお!」



 そして次の瞬間、999999()目の贄が出来上がった。

 というか999999は適当に言った数字なので、実際には何人目なのか分からないのだけど。



『魔王の役割・対勇者編②:勇者の撃退』

 今回は軽く指が触れただけで、勇者の全身の骨が砕けて終わってしまった。

 もう少し何と言うか、こう……闇の魔法とか使うべきだったのかもしれないが、予想より弱かったので仕方ない。


 そして『魔王の役割・対勇者編③:部下へのアフターフォロー』だ。

 これは対勇者だけでなく対軍隊などでも同じ、重要なポイントである。


 まずは今回活躍した部下達の昇給。

 そしてついでに、先日開催した魔王城ふれあい運動会でMVPを獲得した優秀な部下に、瀕死の勇者をくれてやった。

 勇者(ほうび)を貰った部下達はたいてい、食う、犯す、奴隷にする、拷問して遊ぶ、切り刻んで売る、実験動物にする、重石を付けて海のド真ん中に捨てるキャッチアンドリリース。などといった使い方をする。


 どうしようが部下の自由だ。それに我は文句を呈さない。コンプライアンス違反になるし。

 しかし再び正直に言うならば、どれも我の趣味では無い。




 ◇




「今日の勇者はケーキ作りで有名な世界から来たらしい。ヤツは戦士であり職人ではないが、家庭菓子の一つくらいは作れただろう。我としては試しにコックとして雇ってみたかった」

「ふふっ残念だったね兄上。勇者くんはもう精肉(バラバラ)にされちゃったみたいだよ。それにケーキ作りが盛んな国の出身だからと言って、皆が料理上手では無いはずさ」


 そう微笑みながら我の肩に触れた金髪の女は、この魔界で『我の次に強い』悪魔。

 我の妹であるマートだ。いや弟であるマートだ。いや妹――


「弟か妹か。どっちの僕が良い? どっちが兄上の好みだい? どっちだったら手を出す?」


 と、からかうような表情でいつも言っている。

 男でも女でも無い、そして男にも女にもなれる。ある時は短髪の利発な青年で、ある時は長髪の淫靡な美女。二つの肉体を持ち……ややこしいが、つまり性別を自由に変えることが出来る悪魔だ。

 我とは母親が違うのだが、マートの母はそういう種族だったらしい。


「ところで兄上。今日は執事が有給休暇を取っているから、この僕が代わりにご奉仕してあげようと思ってね」

「貴様にしては気が効くではないか」

「最高の快楽をご奉仕してあげるね……ふふっ」


 女の(・・)マートが言うといやらしく聞こえるが、ご奉仕とは――


「今日のお菓子は、兄上お気に入りの地球産だよ」

「プロ野球チップスか!」

「いやそれでは無いけどね」


 ――オヤツの準備だ。


 特に最近の我は、地球なる異界の輸入菓子にハマっている。

 なにしろ地球に住む人間は、我ら悪魔族と見た目やサイズが瓜二つらしいのだ。なので菓子のサイズも丁度良い。味覚の趣向も似ているようだ。


 ちなみに先程の勇者も我に似た姿と体長ではあったが、肌は銀色に光っており、腕は八本あった。我ら悪魔族よりもむしろ部下の魔物に近いかな。って、それはどうでもいい。

 とにかく地球の菓子だ。


 我のここ数日のお気に入りはプロ野球チップスという、芋を薄く切り揚げた至高の菓子。パリッサクッと軽い食感ながら、油と炭水化物による確かな満足感。それに降りかかっている謎の粉がまた旨い。

 しかもこの菓子には、バットやスパイクやキャッチャーマスクなる武器防具を使う『野球』という、現地格闘技の戦士名鑑カードが付いているのだ。これは嬉しい。

 野球を実際に見たことはないが、このカードからは熱い物を感じるではないか。熱男(あつお)ではないか。


「だから今日はプロ野球チップスじゃないって。地球のタイワンって国から取り寄せた、タピオカミルクティーという甘いドリンクだよ。ドリンクだけど、デンプン質の小さなお団子も沢山入っている。飲んだり食べたりを一緒に出来るってワケさ」

「ほほう、なんとも合理的だな!」

「でしょ。兄上ならきっと気に入るよ」


 そう言ってマートが指をぱちりと鳴らすと、太めのストローが付き刺さっているプラスチック製コップが出現した。

 マートの豊満な胸の谷間に挟まった状態で。


「さあどうぞ兄上。なんなら僕ごと食べても良いよ?」

「我は悪魔の肉は食わん。不味くて臭くて嫌いだ」

「ふふっ。そういう意味じゃないんだけどね……それに僕ならきっと美味しいよ。ねっ?」

「とにかくタピオカミルクティーなるものを頂こう。空腹である」


 我はコップを取ろうとマートの胸元に手を突っ込んだ。が、ガッチリとハマっていて抜けない。というかマートの魔法で位置固定されている。

 この女(男)は昔から、こういう微妙な嫌がらせをするのが好きなのだ。

 仕方ないのでコップを胸に挟んだままで飲むことにした。


「あっ……兄上……んっ。もっと強く吸わないと、ちゃんと出ないよ?」

「確かに強めに吸わないと、団子を吸い上げることは出来ないようだな」

「そうそう、上手だよ兄上。頑張れ♡ 頑張れ♡ あぁん凄い……いっぱい出たね♡ 偉い偉い♡」

「なるほどこれは旨い。大儀であったぞマート。だがその変な声はやめろ」

「そうかい? 盛り上がると思ったんだけど」


 その後も我は、タピオカミルクティーの美味を心行くまで堪能した。




 ◇




「兄上、もとい魔王メシュトロイオン陛下は……いいえ、もはや魔王と呼ぶのも(はばか)られる。悪魔らしからぬ優等生ぶりを見せ付けてくれた……これは国民をないがしろにした善行と言える!」


 魔界議会にて、男の(・・)マートが大声で訴えている。

 突発で緊急議会に呼ばれ困惑している我は、首を捻りながら、とりあえずマートに尋ねてみた。


「我、何かしたのか?」

「何をいけしゃあしゃあと兄上。タピオカミルクティーのタピオカとは、コップに残したまま路上にポイ捨てするものなのだよ。それを事もあろうに、全て綺麗に平らげるとは……まさに環境保全活動と言う他ない、天使の所業さ」

「何!? タピオカミルクティーはそんな素晴らしき悪行ルールを内包していたのか!」


 我はショックを受けた。なるほど確かにマートの言う通りだ。

 我ともあろう者が、最高の慈善をしでかしてしまった……魔王の『役割』に反し過ぎている!


「ああ諸大臣方。僕は陛下の弟として慙愧(ざんき)の念に堪えない……! 今こそ心を鬼にして言おう。僕にしか出来ない発言だ。兄上の……メシュトロイオン陛下の、解任を要請する!」

「異議なし」

「異議なし」

「異議なし」

「可決」


 さすが魔王城の精鋭大臣たち。まるで何も考えずにノリで言っているようにも見える悪魔的超スピード採決で、我はあっさりと魔王をクビになってしまった。

 しかしそれも自業自得というやつか。

 我は、それほどの事をやったのだ。


「しかしマート。知っていたのなら、何故最初に教えてくれなかっ」

「さあこれにて閉会です皆さん解散! 兄上、まったく残念だね……!」

「失望させてしまったようだな、すまん。しかし何故教えてく」

「兄上兄上兄上! さっそく魔王執務室から荷物を運び出そうか。僕も手伝うよ」

「それは助かるマート。だが何故教え」

「兄上兄上兄上兄上兄上!」




 ◇




 新たな魔王はマートに決まった。


 兄弟や親戚は他にも大勢いるのだが、我もマートが順当だと考える。なにしろ我と同等の実力者なのだから。

 それに何より頭が良い。きっと今よりももっと最低最悪な国にしてくれるであろう。


 我はさっそく、新魔王マートへ呪辞(しゅくじ)を述べに行った。

 就任披露宴という場であったため、マートはゴテゴテでトゲトゲした魔王的正装に身を包んでいる。そのせいで髪や胸元が全て隠れており、今日のマートが男なのか女なのか分からぬ。


「おめでとう弟よ――いや陛下」

「ありがとう兄上、大好きだよ♡ でも言いにくい事が二つあってね。まず今日の僕は妹だよ」

「それはすまない。おめでとう妹よ――いや陛下」

「ありがとう兄上、大好きだよ♡ それでもう一つの言いにくい事ってのはね……兄上にさ、城から出て行って貰いたいんだけど」

「何と! 突然どうしてだ」


 妹の思わぬ提案に、我はすかさず聞き返した。

 するとマートはニコリと妖艶な笑みを浮かべた。我と違って笑顔を作るのが得意なヤツだ。ますます魔王に向いているな。


「僕も本当はずーっと兄上と一緒にいたいんだよ? ふふっ。なんなら僕のお婿さんにしてあげたいけど、でもこればかりは仕方ないのさ。現魔王と先王陛下が同時にいたら(まつりごと)に支障が出るじゃないか。派閥争いで内部分裂したり、ね?」

「なるほどな」


 やはり我の妹ながら気の利くヤツだ。

 この慎重さこそが、我に欠けていた部分であろうな。


「でも兄上ほどの悪魔を野に放つなんて、とっても怖いから♡ 特別に僕が新しい仕事を用意してあげるね」

「仕事! それはありがたい。魔王で無くなった今の我は、自分でオヤツを買う必要があるからな。で、どのような職だ?」

「国営の産業だよ。ちょっと泥臭い仕事だけど、兄上なら完璧に『役割』をこなしてくれると思ってね。その職は……」


 マートは艶やかな唇を我の耳に近づけ、小声でゆっくりと囁いた。


「レンタル召喚獣♡」




 ◇




「グフフフフフフ! これで終わりだ勇者ども!」

「魔王め……! 俺達は負けない! 最後の魔力と……生命力を……! この禁断の魔術に掛ける!」

「ゆ、勇者様! その魔方陣は、別次元の魔神を召喚する秘術……! でも今まで一度も成功した事が無い……」

「それでも! やるしかない……やるしかないんだァァァ!」

「グフフフォフォヒヒヒ! まだ足掻くか! 無駄だ馬鹿め!」

「うおおおおお! 召喚(こい)、異次元の神よ! 魔王を倒してくれええ!」



 そして謎の光がピカーッ。っと。



 記念すべき我の初召喚は、このようなコテコテのシチュエーションであった。勇者達の如何にも「勇者!」な口調が若干うっとうしい。

 一応断っておく。先ほど勇者が言った「ちくしょう魔王め……!」の魔王とは、我やマートの事ではない。この異界に元々住んでいる魔王の事だ。グフグフ笑っているヤツ。


「無駄だ無駄だ無駄だ~! 勇者め勇者め勇者め~! 魔神もろとも、貴様らの身体を犯して殺して犯して犯して食ってやるぞ! グフフグフォフフフ興奮するぜぇ~ほら、見ろ! 見ろ! ウッ」


 下品で頭が悪そうな物言いをする魔王だ。なんと素晴らしき才能であろうか。

 我もこれくらい下劣な言葉を常用すべきであったのだが、如何せん恥ずかしくて無理だった。

 見習いたいものだ……いやよく考えると我はもはや魔王ではないので、どうでも良いか。


 ともかく「召喚」と書いて「こい」と言われたので素直に行くとしよう。

 ちなみに我はまだ完全には召喚されておらず、魔方陣――『扉』の手前で立ち止まって様子を伺っている段階だ。


「………………む」


 しまった。召喚された時の行儀作法を確認していなかった。

 召喚者に向かって「こんにちはっ」と元気よく挨拶して、自己紹介すべきなのだろうか? 

 それとも間髪入れずに黙って敵へ攻撃すべきなのだろうか?


 分からぬ。弱ったな。

 だがまあ仕方がない。とりあえずいつものように笑っておくか。

 違っていたとしても「初めてだから」と言えば許してくれるだろう。



「ゥハーハッハッハッハッハッハ!」



「うぅ、何も起こらない……何も召喚されない……くそう、失敗か……」

「勇者様……」

「グッフフフフ! 現実は非情なものだなあ勇者よ! その絶望の表情! 良いぞ! 良い! グフグフ、グフフフフ!」


 まさかの無視をされてしまった。


 とは言え別にイジメられた訳では無い。単純に我の声が聞こえなかったのだろう。

 何故ならばこの世界において、我はあまりにもちっぽけな存在だから。

 ポエムではない。本当に物理的に小さいのだ。我の身長は、呼び出した勇者の小指程度のサイズでしかない。


 我を基準に考えるのならば、『この世界の住民達が大きい』と言った方が良いかもしれないな。

 うむ。というか大きすぎる。我も数多の異界人と戦ってきたが、こうまで巨大な人間を見るのは初めてだ。


 そしてその巨大な住民達の中でも、一際巨大な男――この世界の魔王。

 我はこやつを倒せば良いのであろうか?


「グフフフフフ! さあて勇者ども。お楽しみの時間だぞぉ~。すこ~しずつ切り刻み……痛っ。あ、あれ? なんか熱い……熱……熱いいいいいい! うぎゃあああああああ!」


 この世界の魔王が、悲鳴を上げながら燃えている。

 言うまでも無いが我の仕業だ。とりあえず魔法で燃やしてみた。


 これだけ大きな相手を上手く燃やせるだろうか? と少し不安だったが、結構あっさり燃えた。

 炎はすぐさま全身を包み、


「むぐおぉぉおおおおあああああん!」


 と、野太い珍妙な断末魔と共に魔王は倒れ、炭となり砕け散った。

 ふむ。簡単な仕事であったな。幸先が良い。


 一方の勇者達は「え? あれ? うぇえ!?」とこちらも珍妙な唸り声を上げ、目を丸くして固まっている。

 現状の理解が出来ていないようだな。

 我は魔法で宙に浮き、呼び出した勇者の鼻先に軽く触れた。


「おい。望み通りヤツを倒したぞ。我はもう帰って良いか?」

「…………え? ち、小さい人間……? 小人?」


 ようやく勇者達が我を発見し、ますます目を丸くした。

 貴様らが大きいのだ。とも思うが、こやつら目線で言うならば確かに我は小人であろうな。


「も、もしかして召喚成功してたんだ……えっ、でもあの……きみが魔王を燃やし……ええ?」

「そうだ、我が燃やした。それが貴様の望みであっただろう? そして再度問うが、もう帰って良いか?」

「アッハイ……」


 よし。帰ろう。

 と思ったら、勇者が「あっ……えっと……」と歯切れの悪い言葉を漏らした。

 我は勇者の顔を見て「まだ何かあるのか?」と尋ねる。


「ええと、その……凄くお強いんですね、小人さん」

「うむ」


 勇者の言葉に、我は小さく頷く。


「宇宙最強の召喚獣。それが我の新しき『役目』であるからな」


 と、直立不動の無表情で言った。

 魔王の時と違い、無理してソレっぽい表情を作る必要が無いのは楽だ。


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