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龍砲艦隊2 【…裕太がまたやらかした!】  作者: どうない あつし
9/21

富嶽現る

13

補給が終わった龍砲隊は戦線に戻っていった。

すでにドイツ軍は撤退を開始し残ったウインドパンツァーと空軍がなんとか日本ソビエト連合軍の進行を遅らせていたのだ。


連合軍に龍砲隊が加わるちょうどその時、上空に10機の巨大爆撃機が現れた。


あのB-29より大きく6発のエンジンを搭載している。


日本が開発した長距離爆撃機の富嶽である。


富嶽はもともと開発が進められていたがアメリカの協力のもとB-29も参考に登場したのだ。


富嶽使用

全長46.00 m 全幅63.00 m 全備重量122 t

最大速度780 km/h 上昇限度15,000 m

航続距離20,000 km 爆弾搭載量20トン


B-29よりひと周りほど大きく、

日本から無給油でアメリカでも爆撃出来るのだ。

ドイツにはこの高度に上がれる機体は持っていなかった。


そんな富嶽10機が日本より飛来し、撤退し布陣し直したドイツ軍に爆撃を開始した。


超高高度より合計200トンもの絨毯爆撃をかけドイツ軍の前線部隊は壊滅状態に陥ってしまったのだ。


そこに日本ソビエト連合軍が攻撃をかけ、逃走する残存車両などを掃討していった。


勢いに乗った連合軍は一気に攻め込み前線を盛り返したのだ、

連合軍は補給線が伸び切ったとこで停止した。ちょうどカザフスタンの真ん中辺りである。



14

ここで大西洋側を見て見よう。

サンタマリア島沖では龍砲艦隊とアメリカ艦隊が合流していた。


アメリカ軍側は空母を中心とした機動部隊である。


これから地中海に向け侵攻する予定で、龍砲隊が先行している。


計画では第一、第三龍砲艦隊が地中海を目指し第四艦隊の龍砲隊はアフリカ大陸西海岸から上陸させた。


アメリカ艦隊はそのサポートである。


龍砲101部隊と501部隊の18隻はジブラルタル海峡に迫っていた。


連合艦隊司令は竹内中将である。

『作戦を発動する。101部隊8隻はスペイン側砲台を501部隊は敵艦艇の掃討、601部隊はすでに陸上からモロッコ側の砲台を潰す事になっている。

その後、第三、第四龍砲艦隊全艦で地中海に突入する。

全艦心してかかれ!』


101部隊の隊長は白木光一中佐である。


『よっしゃ!久しぶりの戦闘や、暴れるで〜』


龍砲隊は全速でジブラルタル海峡に向かった。


『敵機来襲!』

『艦載機に任せて無視しろ、このまま突入や!』


ジブラルタル海峡にはドイツ軍の強固な砲台があり海峡を通過する艦艇に目を光らせていたのだ。

スペイン側には砲台の他、基地を築き港湾には水雷艇など高速の艦艇を多数用意していた。

さらに海中には機雷や潜水艦用の防潜ネットが張り巡らされていた。


まずモロッコ側の砲台で火の手が上がった。

601部隊が砲台の後方から砲撃を開始したのだ。


『よ〜し、こちらも砲撃開始!』


龍砲101は防潜ネットの上を高速で移動し艦艇を左に向けながら砲撃を開始した。


スライド走法しながら一気に海峡を抜けると。

『全艦回頭!もう一度砲撃するぞ。』


101部隊は海峡を行ったり来たりし完全に基地を破壊した。

501部隊はその間、敵艦艇を次々と沈めて行き三式焼霰弾を海中で爆発させ防潜ネットや機雷を掃討して行った。


その後青龍、黒龍は全速で海峡を通過し陸上から戻って来た601部隊に補給をし各龍砲隊にも補給をしながら東のスエズを目指した。


101部隊だけは青龍から補給を受けるとジブラルタルを戻り母龍と合流しアメリカ艦隊と共に大西洋沖をアメリカ東海岸にむかったのだ。



一方、山本長官が率いる日本艦隊は紅海の入口に待機しスエズ運河攻略作戦を実行しようとしていた。




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