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龍砲艦隊2 【…裕太がまたやらかした!】  作者: どうない あつし
10/21

スエズ攻略

15

日本主力艦隊は紅海入口から海沿いに爆撃と艦砲射撃をしながら突破し、スエズ運河に近づこうとしていた。

地中海側からの龍砲部隊と連携しスエズを占領しているドイツ軍に対し攻撃を仕掛けようとしていたのだ。


そこには赤間裕太の姿もあった。

『長官、そろそろ龍砲隊が地中海を突っ切って来ると思われます。』


『そうだな、報告では予定通りジブラルタルを突破しスエズに向かっているようだ。

ところでドイツ軍はスエズにウインドパンツァーは配備されているのかまだわからんのか?』


『はい、偵察機がなかなか近づけないようです。ドイツ空軍はかなりの高性能な戦闘機を用意しているようです。

中にはロケット推進の戦闘機も現れたようです。』


『わかった、どちらにしても予定通りに作戦を実行しよう。』


その頃、ドイツ スエズ駐留軍は慌てていた。

日本軍がジブラルタルを突破しさらに紅海より大規模な艦隊が近づいている報告が入ると、すぐさまドイツ本国に援助要請をしていた。


現在スエズ運河にはドイツ機甲師団の他、空軍の戦爆連合も配備され、それぞれ最新鋭の装備を揃えていた。


ウインドパンツァーも20隻が配備されていたのだ。


そこに501部隊が海から601部隊がエジプト側の陸から攻撃し始めた。


501部隊は小艦艇を蹴散らしそのまま滑走路に向け砲撃を開始した。

滑走路には何機かは飛び立ったが離陸途中の戦闘機に砲弾が命中した。


あっという間に滑走路は穴だらけになり駐機中の航空機も火の手が上がり始めた。


そこでやっとウインドパンツァーが501部隊に向かって来たのだ。

龍砲は長距離砲撃を中止しスピードを上げ散開し迎え討つ体制に入った。


すぐに空中戦ならぬ海上戦に突入し敵味方入り乱れた様相を呈し、横や後ろの取り合い合戦が始まった。

しかしこうなったらスピード勝負になるのだ。

龍砲隊は悠々とウインドパンツァーの射点を交わし横や後ろから砲撃し次々と大破させていったのだ。


601部隊にはドイツ戦車隊が向かって来ていた。龍砲は一度大きく後退し散開弾(子爆弾に分かれる)と三式焼霰弾を長距離砲撃し始めた。

しかし子爆弾や三式弾では戦車に通用しないのだが、この散開弾は違っていた。子爆弾の代わりに燃料が入っているのだ。


空中で燃料が広範囲にばら撒かれ、そこに三式弾が爆発すると気化した燃料に引火し広範囲な気化爆発をおこした。


これに巻き込まれた戦車はとてつもない爆風により吹っ飛ばされたのだ。

さらに燃焼により一帯は一時無酸素状態になり、乗員が息が出来ず喘いでしまう。

そこに戻って来た高熱の空気を吸ってしまい気管や肺が焼けただれ絶息してしまったのだ。


10隻の第一斉射だけであっという間に幅500m奥行き1kmに渡って戦車や装甲車の墓場になってしまった。

こうして第五斉射まで砲撃したところで残ったドイツ軍は散り散りに逃走したのだ。


16

海から501部隊が陸から601部隊が敵を殲滅しスエズに砲撃を再開しようとしていた。


ここで日本艦隊の艦載機が到来した。

ドイツ軍基地に対し空爆を開始したのだ。


次々と残存兵力に対し爆弾を降らせ、戦闘機も機銃掃射し、壊滅的な打撃を与える事になった。


そして日本主力艦隊も近づき艦砲射撃を開始した瞬間にドイツ軍は白旗をあげ降伏してきたのだ。


すぐ様、上陸部隊がドイツ軍の武装解除し

アフリカ戦線に残っている部隊にも降伏勧告をしたのだ。


これにより地中海以南の紛争は終結し資源地帯の確保にも成功した。


これは今後にも大変大きな意味があり、

特に石油と鉱物資源はアフリカや中東には多く、その国々ともスムーズに協定が結ばれ今後の日本に多大な恩恵をもたらす事になったのだ。



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