知らない奴は吐き仲間に
今回は気分で書きすぎたかも。
「頭クソ痛え」
何故か頭がクソ痛い。本当に痛い。
何故なのか、その理由を思い出そうとするが何故か思い出そうとしない。いや思い出したくない。
だけど思い出さないと始まらないので、痛ぇ頭をフル回転しとりあえず昨日の事を思い出してみる。
まず、昨日俺は日雇いバイト1つめを終わらせた後、カフェで時間を潰していたカエデと合流し、俺の奢りで飲みに行く事になったのだ。そうして飲み屋に入って飲んだのは良いのだが、思ったよりカエデの酒癖が悪かったのだ。
飲み始めて30分ぐらいだろうか、カエデは段々と酔い始め、同僚の悪い所を話し始めたのだ。この時点で一緒に飲みたくないランキング第3位を受賞し、カエデに拍手したくなったのだが、堪えてその後ずっと悪口を聞かされたのが、頭が痛い原因なのだろう。
頭の痛い原因を大体思い出し俺はベッドから起き上がる。そうして顔を洗うために洗面所に行き鏡の前に立つのだが、あれ?首に跡がある。まるで首を絞められた様な跡が。
頭の痛い原因はカエデの悪口じゃなかった?
いやいや色々思い出したのに、首を絞められたのは覚えていない。おかしいだろ。まあもういいか。
そう思いながら顔を洗い、家を出るための準備をする。
そう、ギルドまでの道はまだまだ長いのだから。
準備が終わり家を出ようと玄関に行く。そうすると、あらびっくり、靴が2足ではなく、4足あるではないですか。
しかも女物。カエデのか?
多分知らない人がこの家にいる。殺すか?そう考えていると、トイレが流れる音がした。トイレに誰かいるのか、そう思い剣を構えながら、トイレの前まで歩く。そして誰なのかを聞いてみる。
「カエデなのか?」
……返事はない。
よし殺そうと思っていると汚い返事が返ってくる。
「オエエエエエエエ」
吐いてる。絶対吐いてる。答える暇がないほど吐いてる。
とりあえず吐く音がしなくなったので、恐る恐る扉を開けて見る。
「あら?レディが吐いてる所を見るのは下品でオエエエエエエエエ」
吐いてる女は何か喋ろうとしたが、吐き気が勝ちまた吐き始める。今度はトイレじゃなく俺に向かって。
そんな状況に俺の頭は朝からパンクし俺も吐き始める。
「「オエエエエエエエエ」」
朝から最悪のデュエットを奏で、吐き仲間になった女に俺は一言。
「ていうか誰ェ?」
こうして俺の共和国生活2日目の朝は何とも汚く迎えるのだった。
酒飲んだ事無いから分かんないけど、記憶とか無くなるのって、アニメや漫画だけなのかな?
それと酒飲み過ぎで吐くっていうのも、よく分からない。
20歳になったら気持ち分かるんだろうなぁ?




