第二十話 反撃
亮は、バロン集団のアジトを突き止めた。
研吾の運転する車に乗り込もうとすると、黒木がやってくる。
「相手がバロンとなると、二人じゃ手間がかかるだろう」
三人を乗せて車は、港の倉庫に到着した。
小山内とバロン集団・鷹丈と須垣、そして手下が集結している。
奥の方で、ハンバーガーを食う巨体、猿人のような影が不気味だ。
鷹丈がケースを開けると、いくつもの細長いビン。
「これがウイルスか」
「国内の養鶏場にまけば、壊滅」
「われらの養鶏場だけが市場を独占するというシナリオ」
「そのシナリオ、書き換えさせてもらう」
亮、研吾、黒木が登場する。
「警察か?」
「警察が、悪党相手に丸腰でくるかよ」
「なにが目的だ」
「気に入らねえだけだ」
「うむ?」
「おまえらのやり方がな」
「なんでもいい。たった三人で馬鹿か? 生きて返さねえぞ」
「かかってきな」
ウリャァァァァーー
戦闘開始!!
研吾の打撃に、ふっとぶ手下の男。
亮の回し蹴りが炸裂!!
黒木の強さは尋常でなく、数人が一度に転げまわる。
苦痛で失神する男たち。
並みの格闘家ではない戦い。
「黒木さん、衰えていませんね」
「当たり前だ」
亮と黒木のコンビネーションで、集団の数が減っていく。
小山内のそばには、ボディーガードのような巨体・浦越が腕を組んで立っている。
「こいつら、いったい?!」
と、立ち尽くす鷹丈に、研吾が強烈なパンチ。
その研吾の頬を、ボーガンの矢がかすめる。
「ケンゴ!!」
研吾の頬に血が伝わる。
「そこまでだ」
須垣と二人の手下がボーガンを構えている。




