光(アスカ、アストラル)VS闇(アークウィザード)
漢字を書いて読み方が全然違うのってなんかかっこいいですよね!
絶対零度アブソリュートゼロ煉獄インフェルノみたいな・・・あ!中二病ではないです!
窓から朝日の光が差し込みすがすがしい風が海の香りとともに入ってくる。
波は穏やかに流れていく。
小鳥は歌を歌っているかのように鳴いている。
「うあああっあああああ!」
かみすけは起きて、伸びをする。
「きっと海は奇麗なんだろうな。」
しかし、ラルス海峡の方は違った。
黒い霧が立ち込め、遠くの方には不気味な鳥が見えた。
「そうだ!早く南の洞窟の行かないと!」
「魔王様!勇者アストラルがフォアール村の南の洞窟へと向かっています!」
「ふむ、ならば来い!我が手下、アークウィザード!」
「御呼びですか、魔王様。」
「そなたの使命は勇者アストラルを倒すことだ!分かったな!」
そのとき、かみすけ達は南へと向かっていた。
「うわ!あの山とてつもなく大きい!」
「おい!あそこに穴があるぞ!洞窟ってあれか?」
「いや、違うな!村の人は山を少し登った所にあると言ってた。」
かみすけ達は山を登り始めた。
低木が多く、白、黄色、桃色の花が多く咲き乱れている。
小さな虫達が飛び回り、風が穏やかに吹く。
「この穴が洞窟の入り口か。」
すると、突然カラスが大声で鳴き始めた。
「うーん・・・なんかいやな予感がする!急ごう!早くブロークリスタルを回収するんだ!」
カルアは先に走って行ってしまった。
「ああ!待ってよ!」
三人もカルアの後を追う。
洞窟の中は曲がりくねって複雑な岩の形をかたどっている。
しずくが水たまりに落ちて音がする。
「キュイイイイ。」
「この音は?」
「この邪悪な気配、さてはバットゴイル!」
「え!?前の生き残りか?」
「いや、おそらく待ち伏せだろう!」
「ちょうど運動不足だったんだ!いくぜ!」
カリムの剣とバットゴイルの剣がぶつかる!
カリムはバットゴイルを力ずくで押し飛ばす!
「カリム、おまえ本当に弱い敵が出ると調子に乗るな。」
カルアがバットゴイルの攻撃をかわし、槍で突く!
バットゴイルの体を貫通!
アスカは魔法で短剣を作り出す!
バットゴイルの剣を斬り、体を真っ二つに斬る!
「あいつが最後か!」
カリムは矢を放ち、バットゴイルの気を引き、後ろから斬る!
バットゴイルはすぐに振り向き、剣がぶつかる!
その隙にカリムはバットゴイルを蹴り飛ばす!
「あいつが待ち伏せなら後から本隊がくるはずだ!」
「簡単な話だ!そいつもぶっ飛ばしてやるだけだ!」
最深部にたどり着いたがそのとき、とてつもない数の水たまりが現れた。
「他に道は無いか?」
「きっと水の中にある!宝玉の光よ!我が道を示せ!」
すると宝玉が光を放ってそれに共鳴するかのように一つの水たまりが黄色い光を放った。
「あれか!」
かみすけは黄色く光る水たまりの中に入っていった。
すると、その先には二つの台座があった。
「あれがブロークリスタル!でももう一つは?」
二つの宝石は黄色く輝いている。
「もしかしてこれはオーブ!」
かみすけはブロークリスタル、雷光のオーブを手に入れた。
「急いで出るぞ!」カルアの声が聞こえてきた。
さっきまでの来た道を走って出口を目指す。
「あの光、出口だ!」
光の中で一瞬だけ黒く輝く物が見えた。
「あぶない!」
カルアはかみすけを押し、黒い光を避けた。
「フッ!見事だ!しかし貴様らの命もそこまでだ!行け、ドラゴンフライ!」
「出た!弱っちいトンボちゃん!」
「カリム、危険だ!」
ドラゴンフライはカリムの肩をつかむ!
カリムはドラゴンフライの首元をつかみ投げ飛ばし、別のドラゴンフライに激突!
「暗黒魔導破!」
アストラルは光の剣で闇の波動を断ち切る!
「アストラル!そいつはアークウィザード!魔法と薬に気をつけろ!」
「ムッ!お前はカリム!なぜ勇者に手を貸す!」
「お前らがやってることが間違っているからだ!」
「笑止!」
アークウィザードは白い粉をまき散らした!
アストラルはその場に倒れ込んだ!
カルアが槍を振り回し、白い煙を風で飛ばし返す!
「我にその粉は効かん!」
アークウィザードは短剣を取り出し、アストラルに近づいた!
「させるか!」
カルムが短剣に矢を射る!
「貴様から殺す!暗黒魔導破!」
「光魔導破!」
光と闇がぶつかる!
「何が起こってる?」
アストラルが起き上がったとき、目の前には眩い光が黒い闇とぶつかっていた!
「アスカ!力を貸す!」
アストラルは光の剣を天に掲げ、聖なる光を放つ!
「うああああぁぁぁぁぁ、グヌゥ許さん!」
「これで終わりだああああぁぁぁぁぁ!」
アークウィザードの眉間をアストラルが光の剣で突き刺した!
その光でドラゴンフライが消滅していく!
「やったのか!?」
アークウィザードは消えた!
「アスカ!助かったぜ!」
フォアール村の灯台にブロークリスタルをはめた!
灯台から一直線に光が出た!
「よくやった!これで船を出すことができる!」
「でもこの黒い霧は消えない!」
「気にするな!灯台が導いてくれるさ!」
そのとき、2つのヒレが海から見えた!
「あれは魚竜!しばらく出航はできない!今日は泊まっていってください。」
「アストラル、何かはわからないけど君からは特別な力を感じる!」
「かみすけ、でも俺はその力の使い方がわからない!」
「アストラルの力は何か記憶と関係しているように思える!取り戻そう!君の記憶を!」
将来dark shadowアニメ化してほしいです!(当時アニメ化前提でストーリーを作っていたので)
しかし、中1のときは今回の8話なしで話を進めていました。