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dark shadow  作者: 酢酸カーミスケ溶液
dark shadow(5分の1)
25/26

dark shadow 24話 勇者の塔

かみすけはゆっくりと目を開いた。

海の底には宮殿があり、崩壊した都市のような雰囲気だった。

かみすけはここを知っていた。

アトランティスだ。

「勇者の人格ではないな!」

「君は、デミウルゴス!」

「今の世界の希望はかみすけ、おまえだ!よく聞くのだ!よいな?今や世界は魔物が増え続け、終焉の時は刻一刻と迫っている。そして、アストラルまでもが今や眠りについている。かみすけよ、そなたはこの世界の最後の希望なのだ。そして、これを授けよう。これの力で世界を救うのだ!かみすけ!」

かみすけは四角い窪みがある腕輪と何も描かれていない石板を手に入れた。

そして、地上界に出た。

ここは、ヘルティア王国の近くの湖。

そこでかみすけはヘルティア王国に魔物が攻め入っているのを見た。

かみすけは走りだした。

城の前で兵士はドラゴンフライと戦っている。

「ドラゴンフライでもこんな数じゃあ応戦できない。」

兵士は少しずつ後ろへ下がっていった。

そのとき、白い閃光が飛びまわった!

「あなたはアストラル様!?・・・なのですか?」

「アストラルのもう一つの人格さ、君達は国王を守るんだ!俺は最前線で戦う!」

今のかみすけの決意は固かった。


ドラゴンフライはかみすけを睨みつけた。

4本の脚の爪で切り裂こうとしたが、2本の剣に突き飛ばされた。

そして、別のドラゴンフライの羽を斬り落とす!


上からドラゴンフライが火を吐いて突っ込んできた。

かみすけは火を裂き、真っ二つに斬った。

振り向きざまにドラゴンフライの胴体を斬る。


そして、石板をドラゴンフライに投げつけた。

すると、石板にはドラゴンフライが描かれた。

かみすけは石板を天に掲げた。

かみすけの手の平に赤い小石が落ちて来た。

それを投げると、ドラゴンフライが現れ、他のドラゴンフライを襲った。


あるドラゴンフライは切り刻まれ、あるドラゴンフライは焼き殺された。

「魔物が仲間に!?これはいったい?」

城の前の魔物は片付いた。

かみすけは国王に挨拶をしにいった。

「何!?その腕輪と石板はまさか!」

「デミウルゴス様から頂きました。」

「そうか、それは古代ヘルティア王国で使われていた物だ。しかし、勇者が封印されてからは使われたという記録が記していない。しかし、それをつかえば魔王にも対抗できるやもしれん。魔王は勇者の塔にいる。ここから東にゾーレイア大陸があり、その向こうに島が勇者の塔だ。もうすぐバドルフが帰ってくる頃だろう。港へ行くんだ。」

そしてかみすけは港へ行った。

しかし、かみすけは衝撃の光景を目にした!

海の水が黒く濁り、魚が大量に浮いている。

しかも海にも魔王軍は手を出し、魚竜やアークマンタがヒレをあちこちで覗かせている。

かみすけがその状況に見入っていたそのとき!

後ろから背中を押して、海に突き落とされてしまった。

もちろんそれを魚竜、アークマンタは見逃さなかった。


魚竜はかみすけに噛みつこうとした。口に剣を投げ入れ、撃退する。

もう一本の剣で魚竜を斬る。


そしてアークマンタが突っ込んでくるのを見切ってヒレを斬った。


かみすけは剣をとり、陸地に上がった。

さっき突き落とした人はもうそこにはいなかった。

「いけ!ドラゴンフライ!」

目の前にドラゴンフライが現れた。


魚竜が水面から跳び上がった瞬間に炎を吐き出す。

そのとき、一隻の船が戻ってきた。

キャプテン・バドルフだ。

「アストラル、久しぶ・・・あれ?」

「アストラルには二つの人格があるんだ。」

「お、おう。」

「そこで頼みがあるんだけど勇者の塔に行きたいんだ。」

「いいけどあそこは危険だぞ?」

「この世界を救いたいんだ!どうしても。」

「ハハ、おもしれえ、そこまで言うなら連れてってやるよ。」

かみすけは船に乗った。

途中、跳び出してくる魚竜やアークマンタに船員が銛を刺した。

ドラゴンフライも空から火を吐いて撃退する。

そうして、船は波を乗り越え、ゾーレイア大陸の横を通り、勇者の塔へ少しずつ近づいていった。

かみすけは勇者の塔を見上げた。

頂上から黒い光が放たれているのを見た。

皆、ゴメン、俺一人で行ってしまった。

でも、魔王を絶対に倒す!

かみすけは決意した。

次回、最終回

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