dark shadow 22話 竜の激突‼️
世界樹は魔王によって落とされ、この世界の風はさらに冷たくなっていた。
「アストラル、あなたに授けるべき物があります。」
天空城に戻るとそういわれ、バルコニーへ行った。
「アストラル!これをあなたに託します。」
天空竜からアストラルは虹色に輝く宝石をもらった。
「早速使うのです。」
アストラルは宝石を天にかざした。
宝石は虹色の光を放ち、アストラルの姿は大きな竜になった!
「アスカ、なんだあれ?」
「竜?しかもあの姿、見覚えあるような!」
「俺もだ!アストラルなんだろうけどそれとは違う。」
「私もそう思う、なんか昔見たような・・・。」
その竜は全身が白銀に輝き、その翼は誇り高く羽ばたいて、眼は透き通り、硬い装甲に包まれた体は光沢があり、神聖なる竜王のような威厳を秘めていた。
魔王の軍勢は天空城にまで現れた!
純白の竜は紅く燃え盛る炎を吐いた。
連続で爆発が起きて魔王軍は消えていった。
「後ろ!」
そこには巨大な竜が羽ばたいていた。
「あれは竜神!」
その竜は邪念に満ちていた。
体の表面は黒光を放ち、闇の気がにじみ出ている!
「アストラル、戦ってはいけません。相手は三竜神の一柱、ガルナティブドラゴン、あなたでは敵わないでしょう。」
しかし、アストラルは挑んだ!
「いけ!カイザードラゴン‼️」
ガルナティブドラゴンとカイザードラゴンはブレスを吐いた。
黒い炎と赤い炎がぶつかる!
漆黒の火柱はいくつも飛ぶ。
カイザードラゴンは全て避け、赤い炎を吐いた。
ガルナティブドラゴンには効かない。
ガルナティブドラゴンが拳を握りしめたとき、カイザードラゴンは素早く上昇し、正拳突きをかわした。
カイザードラゴンは爪を起てて腕を振り下ろす!
ガルナティブドラゴンは尾で腕を払う。
カイザードラゴンは火球を3つ放つ!
ガルナティブドラゴンは黒い炎で2つの火球を破壊し、もう一つは体を回転させて右目で火球が通りすぎるのを見た。
カイザードラゴンはガルナティブドラゴンに接近し、翼を広げ、空裂刃を放つ!
ガルナティブドラゴンの硬い表面は攻撃を全く受け付けない。
ガルナティブドラゴンは爪でカイザードラゴンを斬った。
「アストラル!」
アストラルはそのまま目を閉じて眠りに落ちた。
「ガルナティブドラゴン、神までもが操られたのですね。」
天空竜レギムレンは涙を一粒こぼした。
そのとき、ガルナティブドラゴンを包んでいた闇は消え、元々の神の姿に戻った。
「目が覚めたのですね。」
「な、何が起きたのです?」
「あなたは勇者を殺そうとしました。しかし、操られていたため仕方ないことです。アストラルに力を与えるのです。」
ガルナティブドラゴンは光の筋をアストラルに当てた。
アストラルの背に翼が現れた!
「なんだ?これは、飛べる!」
アストラルは空を飛び回った。
そして、アストラルは空中に神殿がたたずんでいるのを見た。
「皆聞いてくれ、俺は空を飛んで周りを偵察した。そしたら神殿を見つけたんだ。」
その話を聞いて立ち上がったのはアスカだった。
「あそこは今魔王軍が占領しているの!」
「なぜ分かる?」
「私は元々、あそこで暮らしている神官だった!そして、私はそこで育った!」
アストラルは驚いた。
アストラルはこの世界のことをまだよくわからない。
しかし、なんとなく同じことを前に聞いたような気がして戸惑っていた。
なぜだろう?知っているような知らないような・・・だが思いだせない。
「アストラル?どうしたの?」
アストラルは黙っていた。
そして、4人はそれぞれの部屋へと戻った。
アスカは本を読んでいた。
表紙には天空に浮かんだ城が描かれている。
アスカが子供の時から読んでいた本だ。
それはまだ、人が竜を信頼していた時代。
アトラス王が治める国、アトランティスでの悲劇。
世界は創造神デミウルゴスによって作られた。
その世界は光に包まれ、それはそれは楽園のように平和だった。
天空の国アトランティスと地上の国ヘルティアは共に発展させようと協力していた。
そして、地上にはゾレイア城が新しく建設された。
その国は盗賊や行き場のない者が集まり、結成された。
しかし、その国はアトランティス、ヘルティア王国に敵対した。
盗賊の長とその側近であるカイラはヘルティア王国を攻めた。
長は王に三つ首の竜をけしかけ、その王は5人の神官とともに立ち向かった。
そして王は白銀に輝く竜で迎え撃った!
三つ首の竜を倒したとき、ゾレイア国の長はそこにはいなかった。
そして間もなく、アトランティスの近くで巨大でおぞましい姿をした影が現れた。
ティマイオス、クリティアス、ヘルモクラテスは影に立ち向かったが、敵わなかった。
そして、アトラス王までもが犠牲になった。
しかし、その話の流れを大きく変えたのはアトランティスで魔法を研究していた者だった。
その者は途中、とある戦士と出会った。
2人はヘルティア王国の王に仕え、神官になった。
そして、ヘルティア王国に迫る影は王と7人の神官達によってそれと対等の力でぶつかり合った。
そこで話は終わって、その先は白紙のページが続いている。
「昔読んだ物と違う!確かこの先は・・・思い出せない!」
そして、考えているうちに眠ってしまった。
完結まであと3話




