dark shadow19話 炎(アストラル)VS氷(勢馬)
もう19話!?早過ぎないか?
「すぐに片付けるぞ!」
アストラルは走りだした。
そのとき、勢馬が前に立ってアストラルの剣を押さえつけた!
「勢馬、どういうつもりだ?」
「俺は経験値が欲しいんだ!見ろ!今98%、そして100%になったとき、兄者を助けられる!」
「ふざけるな!ナイトを倒してからでもいいだろ!」
勢馬は鼻で笑った。
そして、アストラルの腕を掴み、投げ飛ばした!
「光魔導破!」
閃光の柱が勢馬に向かって飛ぶ。
勢馬は剣を振り、光を切り裂いた!
そして、後ろを振り返った!
カリムは剣を振る。
しかし、攻撃はあたらない。
カリムは勢馬を後ろに押し返そうとする。
だが、カリムはつまずいて前へと足を踏み出した。
その瞬間、勢馬は左肘でカリムの背中を強く打ち付けた!
すかさずカルアは連続で勢馬の剣を突いた。
右に勢馬の剣を振り払い、左になぎ払う!
勢馬は後ろにステップを踏み、避ける。
「今だ、ストームランス!」
緑の閃光が直線を描いて飛んで行った。
勢馬は右脚を後ろにひいて、左脚を右脚の横に置いた!
ストームランスをギリギリで避けた!
そのとき、ナイトが走り出した!
「チャンスだ!皆殺しにしてやる!」
勢馬はナイトを睨みつけた。
その目は冷酷だった、何か大切な物を忘れ、同時に何かを恨んでいるような。
「邪魔をするなら死んでもらおうか。」
勢馬はそうつぶやいた瞬間、真っすぐに跳んだ!
一体目のナイトの剣を避け、体に剣を突き刺した!
そして、二体目のナイトに宙返りで跳び越え、背中を斬る!
さらに三体目のナイトに上から剣を振り下ろす!
剣で守ったがその剣は簡単に斬れた!
そして、体を真っ二つにした!
四体目のナイトの首を掴んだ!
「邪魔なんだよ雑魚が!」
勢馬はナイトを投げ飛ばし、崖の下へ落とした!
「邪魔ものは消えた!俺と戦かえ!アストラル!」
「その目、本気なんだな!」
「アストラル、俺はお前を倒さなければならない、いくぞ!」
「雹裂刃!」
「炎裂刃!」
炎と氷の衝撃刃はぶつかり合い、互いのエネルギーを打ち消した!
「全てを凍らせる爆氷よ!今幾多なる氷結の刃となりて敵を切り裂け!氷柱弾魔法、百裂氷山破」
「地獄の炎より熱き紅蓮の炎よ!闇を焼き払い、闇を貫け!紅き雷槍よ!敵を殲滅せよ!火炎魔法
ファイガルブ!」
いくつもの紅い線と蒼い線はぶつかり、その力を打ち消した!
「白虎衝刃斬!」
勢馬は剣に力を込め、後ろに白く、冷酷な蒼い眼を光らせた虎が現れた!
「ヴァルソダースドラゴンスラッシュ!」
アストラルは魂を剣に宿し、燃え盛る火炎を心に強く映し出し、ゆっくりと剣を振り下ろす!
龍と虎が睨み合う!
「この光景は!?」
二人は同時にそう思った。
「ハアアアアアアアァァァァ!」
龍と虎がぶつかった!
そして、とてつもないエネルギーが想像を絶する爆発を引き起こした!
辺りは光に包まれ、草木は枯はてていく!
そしてしばらく時は流れ、光は消えていった。
そのときだった!
勢馬が笑い始めたのは!
「フハハハハハハハハ!経験値がついに100%だ!アストラル、テメェは用済みだぜ、ヒャハハハ!」
勢馬はアストラルを斬った!
「勇者だか知らねえが死んじまいな!」
辺り一面に吹雪が吹き荒れた!
ゾーレイア大陸は氷に閉ざされてしまった!
「勢馬・・・今のお前はただ力に溺れ、その身を全て闇に注ごうとしているだけだ!」
「カルアといったか、俺様の苦しみが理解できるのかな?」
「何があったんだ?」
「テメェに言ってもしかたねぇんだよ!」
勢馬はカルアに近づき、剣で刺そうとした!
そのとき!勢馬の後ろからバルティウスの声が聞こえて来た。
「用済みはアストラルじゃない、貴様だ!」
「!?何・・・しやが・・バル・・・。」
「この量の経験値があれば十分だ!勢馬、貴様は利用されていたんだよ!」
「それじゃあ・・・兄・・。」
「全て嘘に決まってるだろ!この装置はもらっておくぜ!」
「やめ・・ろ!」
バルティウスは勢馬が装着していた機械を取って逃げていった。
「そん・・・・な、俺は・・ごめん。」
勢馬は地面に倒れた。
「アストラル、行こう!この島に捕まってる人を助けるんだ!」
「ああ、今の俺達の力、見せてやろうぜ!」
4人はゾーレイア大陸の城へと入っていった。
扉を開けた瞬間、黄緑色の宝玉が台座の上に乗せられていた!
その宝玉は三つの眼を映し出した!
「くるぞ!」
辺りは暗くなり、雷の音もした。
「ゾルイア城へようこそ、あなた達はもう魔王軍のなかでは有名人ですよ!」
「奴らと一緒にするな!」
「しかし私が倒されるのは少々困ってしまいます。」
「奴隷を開放してもらおうか!」
宝玉から黒い光が飛び出した!
「こいつ、オーブに潜んでやがったのか。」
次回ゾーレイア大陸脱出!




