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dark shadow  作者: 酢酸カーミスケ溶液
dark shadow(5分の1)
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13/26

国王の正体

さっさと完結させようと思います

月が上がり辺りはすっかり暗くなっているころ、フードを深く被った青年がアストラルに話かけて来た。

「先日この国に恐ろしい姿をした生き物が攻めてきた。僕は命からがら城から脱出し、王子だと知られないようにしてたんだ。君の名前はアストラルだったよね?」

「そうだが、それがどうした?」

「父上が何か知っているはずです!」

「そうか!ならあのニセ国王を倒し、本物を助けないとな!」

「僕も一緒に行かせてください!」

「もちろんだ!道がわからないと困るからな!安心してくれ!俺も頼もしい仲間がいる!」

「おい、アストラル、透化草の粉ができたぞ!」

「アストラルが修行してる間にこれを探してたのさ。」

アストラル、カリム、アスカ、カルア、バドルフ、そして王子は城へと向かっていった。

城の前で全員粉を飲んで姿を消した!

「お前らどこいるかわかんないぞこれ。」

「静かにしろ、声聞こえたらアウトだからな!」

「キャッ!変なところ触るな!」

「やばい!兵士が来てる!」

「城の周りの円塔から侵入しましょう!」

階段を上り廊下を走る。

「もうすぐ王室です!」

王室の扉を開いた瞬間、消えていたはずの体が見えるようになっていた!

「どうしたのかね?友達を連れて来たのか?」

「今のお前なんか父上じゃない!」

王子は真実の宝石を取り出した!

それと同時に国王は城の鐘を鳴らし、兵士を集めた!

「王に化ける邪悪な者よ、真の姿を現せ!」

「その者達をひっ捕らえよ!」

「あれは王子様!何をしているのですか?」

「皆!ニセ国王の姿をよく目に焼き付けるのです!」

「貴様よくも!グアアアアァァァァ!」

黒い影が王室の中に出現した!

腕が4本、先には鋭くとがった爪、顔はおぞましく、たてがみが立派に生えている魔物へと姿を変えた!

「おのれ!この姿を見た者は一人残らず殺す!」

「気を付けて!こいつ魔法を使ってくる!」

「貴様らはこのシーザーレオ様が料理してやる!フェルン!」

爪の先から赤い閃光が飛び出した!

「ファイガルブの下級魔法か!」

アストラルは光の剣を横に振った!

シーザーレオは爪で抑え、反対の手の爪でアストラルを引っ掻いた!

「あいつに隙を見せたらだめだ!カルア、行くぞ!」

「フェルン!」

「ダークネスアロー!」

炎と闇がぶつかり合い、消滅した!

カリムは弓を二つに分け、二本の剣にした!

次々と武器と爪がぶつかる!

カルアの腕をシーザーレオが切った!

「グッ、このぐらい薬草を使えばなんとかなる!」

「皆離れて!」

三人は一斉に離れた。

「闇をかき消す神聖な光よ!刹那の時より舞い降りろ!光を纏いし聖竜となりて漆黒の闇を貫き天に轟き、王者の叫びとなりて光輝け!古代の精霊(エンシェントフェアリー)よ!犠牲(サクリファイス)の怨念を晴天へと導け!天衣無縫の光!天下泰平の響き!我が魂に続け!聖竜を映し出し招来せよ、天高き星より闇に裁きの閃光を下せ!」

「させるか!フェルン!」

紅き閃光がアスカに向かって飛んで行く!

アスカは目を閉じながら横に炎を避けた!

「極限神光魔法ラーテクスリーセウス!」

「貴様!そんな魔法を使えたというのか!ぐわああああぁぁぁ」

辺りに眩い光が立ち込めた!

「やった!」

アストラルが目を開いたとき、尻尾のような物が落ちていくのを見た。

「アスカ、やったな!」

「まだです!中庭にシーザーレオが!」

アストラルは王室の窓から城壁、そして中庭へと飛び移った。

皆も後に続く。

カリムがシーザーレオの後ろに周り込んだ!

「ハアアアアアアアァァァァ!」

シーザーレオはカリムを尻尾でなぎ払った!

アストラルは腕を抑え付けられ、身動きがとれなくなった。

「アストラル!今助ける!」

「貴様らの相手はこいつだ!」

シーザーレオは中庭の銅像に魔法をかけた!

銅像がゆっくりと立ち上がった!

「嘘だろ!」

3体の銅像が襲い掛かって来た!

「アストラルといったな!その体、引き裂いてやる!」

そのとき、アストラルの目には何か光る物が飛んできているのを見た!

「グワアアアアァァァァ!?」

「アストラル!俺は本物の国王をさがしに行く、魔物は任せたぞ!」

「逃がすか!フェルン!」

アストラルは光の剣で炎を斬った!

「闇十字鳳凰斬!」

カリムが銅像を十字に斬った!

「スパイラルトルネード!」

カルアは銅像を切り刻んだ!

「使えるんだ!新たな必殺技を!」

「ぶちかませ!アスカ」

「ホーリーライトニング!」

アスカは光の天馬を呼び出した!

周りに雷が降り注ぐ!

銅像を破壊し、シーザーレオに裁きの閃光が落ちた!

そしてアストラルは痺れて動けなくなったシーザーレオの眉間を貫く!

シーザーレオは光と共に消えていった!

「君がアストラルか?」

「はい!国王様!」

「心から礼を言うぞ!しかし、アストラルとは遠い昔、わが国での王としての名だったはず!」

「ということはアストラルは本当の名前では無いということですか?」

「その通りだ!だがそこまでしか分からない!」

「それなら、オーブの場所を教えてくれませんか?」

「ならばこれを受け取れ!」

アストラルは白銀のオーブを手に入れた!

残るオーブはあと2つ!

「皆の者!よく聞け!この者が魔王の手から世界を救う勇者アストラルだ!」

城下町の人達の声が一斉に賑やかになった。

「魔王を守護する者が一人敗れたか!フッ!」

ヘルティア王国の空に一匹のエビルクロウが羽ばたいていた。

それを通して、魔王レギオンは様子を見ていたのだった!

第1編もそろそろ後半へと差し掛かってくるころです!

この後の急加速するストーリーには要注目・・・というか大必見!

今後もよろしくお願いします。

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