国王の正体
さっさと完結させようと思います
月が上がり辺りはすっかり暗くなっているころ、フードを深く被った青年がアストラルに話かけて来た。
「先日この国に恐ろしい姿をした生き物が攻めてきた。僕は命からがら城から脱出し、王子だと知られないようにしてたんだ。君の名前はアストラルだったよね?」
「そうだが、それがどうした?」
「父上が何か知っているはずです!」
「そうか!ならあのニセ国王を倒し、本物を助けないとな!」
「僕も一緒に行かせてください!」
「もちろんだ!道がわからないと困るからな!安心してくれ!俺も頼もしい仲間がいる!」
「おい、アストラル、透化草の粉ができたぞ!」
「アストラルが修行してる間にこれを探してたのさ。」
アストラル、カリム、アスカ、カルア、バドルフ、そして王子は城へと向かっていった。
城の前で全員粉を飲んで姿を消した!
「お前らどこいるかわかんないぞこれ。」
「静かにしろ、声聞こえたらアウトだからな!」
「キャッ!変なところ触るな!」
「やばい!兵士が来てる!」
「城の周りの円塔から侵入しましょう!」
階段を上り廊下を走る。
「もうすぐ王室です!」
王室の扉を開いた瞬間、消えていたはずの体が見えるようになっていた!
「どうしたのかね?友達を連れて来たのか?」
「今のお前なんか父上じゃない!」
王子は真実の宝石を取り出した!
それと同時に国王は城の鐘を鳴らし、兵士を集めた!
「王に化ける邪悪な者よ、真の姿を現せ!」
「その者達をひっ捕らえよ!」
「あれは王子様!何をしているのですか?」
「皆!ニセ国王の姿をよく目に焼き付けるのです!」
「貴様よくも!グアアアアァァァァ!」
黒い影が王室の中に出現した!
腕が4本、先には鋭くとがった爪、顔はおぞましく、たてがみが立派に生えている魔物へと姿を変えた!
「おのれ!この姿を見た者は一人残らず殺す!」
「気を付けて!こいつ魔法を使ってくる!」
「貴様らはこのシーザーレオ様が料理してやる!フェルン!」
爪の先から赤い閃光が飛び出した!
「ファイガルブの下級魔法か!」
アストラルは光の剣を横に振った!
シーザーレオは爪で抑え、反対の手の爪でアストラルを引っ掻いた!
「あいつに隙を見せたらだめだ!カルア、行くぞ!」
「フェルン!」
「ダークネスアロー!」
炎と闇がぶつかり合い、消滅した!
カリムは弓を二つに分け、二本の剣にした!
次々と武器と爪がぶつかる!
カルアの腕をシーザーレオが切った!
「グッ、このぐらい薬草を使えばなんとかなる!」
「皆離れて!」
三人は一斉に離れた。
「闇をかき消す神聖な光よ!刹那の時より舞い降りろ!光を纏いし聖竜となりて漆黒の闇を貫き天に轟き、王者の叫びとなりて光輝け!古代の精霊よ!犠牲の怨念を晴天へと導け!天衣無縫の光!天下泰平の響き!我が魂に続け!聖竜を映し出し招来せよ、天高き星より闇に裁きの閃光を下せ!」
「させるか!フェルン!」
紅き閃光がアスカに向かって飛んで行く!
アスカは目を閉じながら横に炎を避けた!
「極限神光魔法ラーテクスリーセウス!」
「貴様!そんな魔法を使えたというのか!ぐわああああぁぁぁ」
辺りに眩い光が立ち込めた!
「やった!」
アストラルが目を開いたとき、尻尾のような物が落ちていくのを見た。
「アスカ、やったな!」
「まだです!中庭にシーザーレオが!」
アストラルは王室の窓から城壁、そして中庭へと飛び移った。
皆も後に続く。
カリムがシーザーレオの後ろに周り込んだ!
「ハアアアアアアアァァァァ!」
シーザーレオはカリムを尻尾でなぎ払った!
アストラルは腕を抑え付けられ、身動きがとれなくなった。
「アストラル!今助ける!」
「貴様らの相手はこいつだ!」
シーザーレオは中庭の銅像に魔法をかけた!
銅像がゆっくりと立ち上がった!
「嘘だろ!」
3体の銅像が襲い掛かって来た!
「アストラルといったな!その体、引き裂いてやる!」
そのとき、アストラルの目には何か光る物が飛んできているのを見た!
「グワアアアアァァァァ!?」
「アストラル!俺は本物の国王をさがしに行く、魔物は任せたぞ!」
「逃がすか!フェルン!」
アストラルは光の剣で炎を斬った!
「闇十字鳳凰斬!」
カリムが銅像を十字に斬った!
「スパイラルトルネード!」
カルアは銅像を切り刻んだ!
「使えるんだ!新たな必殺技を!」
「ぶちかませ!アスカ」
「ホーリーライトニング!」
アスカは光の天馬を呼び出した!
周りに雷が降り注ぐ!
銅像を破壊し、シーザーレオに裁きの閃光が落ちた!
そしてアストラルは痺れて動けなくなったシーザーレオの眉間を貫く!
シーザーレオは光と共に消えていった!
「君がアストラルか?」
「はい!国王様!」
「心から礼を言うぞ!しかし、アストラルとは遠い昔、わが国での王としての名だったはず!」
「ということはアストラルは本当の名前では無いということですか?」
「その通りだ!だがそこまでしか分からない!」
「それなら、オーブの場所を教えてくれませんか?」
「ならばこれを受け取れ!」
アストラルは白銀のオーブを手に入れた!
残るオーブはあと2つ!
「皆の者!よく聞け!この者が魔王の手から世界を救う勇者アストラルだ!」
城下町の人達の声が一斉に賑やかになった。
「魔王を守護する者が一人敗れたか!フッ!」
ヘルティア王国の空に一匹のエビルクロウが羽ばたいていた。
それを通して、魔王レギオンは様子を見ていたのだった!
第1編もそろそろ後半へと差し掛かってくるころです!
この後の急加速するストーリーには要注目・・・というか大必見!
今後もよろしくお願いします。
感想や意見もどんどん書いてください!




