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noblesse;oblige 世界観設定資料集  作者: 夏桜羅(原案・設定協力)、雪羅(原作・執筆担当)
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騎士関連設定

・騎士(Chevalier)

 MCパイロットの通称または、騎士として剣の誓いを立てたもののこと。

 楽園(エデン)に正式に認可された騎士になるためには、12歳以上の全ての貴族子女に受験資格が与えられる騎士試験で、礼儀や知識、剣の腕を認められ、騎士学校の生徒となり、一般騎士過程を履修、合格しなければならない。

 また、MCのパイロットとしての騎士になるには、前述の一般騎士過程を通過した上で、実践騎士過程(MCの搭乗訓練など)を履修し、試験を通過する必要がある。

 なお、実践騎士過程をクリアし、MCの操縦技術を身に付けた騎士を、機動騎士(きどうきし)と呼び、一般騎士過程のみを通過した者を、戦騎士(せんきし)と呼ぶ。

 ただ、この区別があえて口に出されるようなことはほとんどなく、基本的に双方ともに騎士と呼ばれる。

 また、平民が騎士学校に入るには、貴族または現役の騎士による推薦が必要である。

 なお、卒業後は、成績に応じて、従騎士、準騎士、下級騎士、中級騎士の内、いずれかの称号が与えられ、以後、功績に応じて、騎士位は上がっていくが、爵位が低い場合は、高くとも上級騎士止まりである。


・騎士階級 (kights order)

 円卓の騎士、高級騎士、上級騎士、中級騎士、下級騎士、準騎士、従騎士の7階級で示される騎士の階級。

 一般に、その技量と挙げた功績によって評価されるが、高級騎士以上は、高い爵位を持つことも条件となる。

 なお、階級とは別に、帝都の守りにつき、滞在する貴族の護衛を担う『近衛騎士』、各貴族に仕え、領地の防衛を主な任務とする『守護騎士』、境界線の防衛や他国との戦闘を任とする『前線騎士』、天聖教会に仕える『聖堂騎士』など、任務による種別がある。


・円卓の騎士 (Kights of rounds)

 技量、功績、爵位、そのいずれもが卓越していると認められた騎士に与えられる称号。

 認定されたものは、専用機として、伝説における円卓に集う騎士の名を冠した円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)機を与えられ、騎士として一定以上も権力と指揮権を与えられる。また、親衛隊として一個中隊規模の精鋭部隊が部下に付けられる。


・貴族騎士団 (Kights of nobles)

 爵位を持つ、楽園(エデン)の貴族の名の下に編成された騎士団のこと。

 固有の騎士団名と、紋章を掲げることを許された騎士団であり、最大、一個連隊規模まで、所有することが許される。

 なお、MCの調達費、騎士の報酬、騎士団の維持費等は全て、騎士団を編成した貴族が支払うため、莫大な費用がかかることから、大規模な騎士団を持つことは難しい。

 また、革命団(ネフ・ヴィジオン)が活動を開始する前は、楽園(エデン)内での闘争は極めて稀であったため、多くの騎士団が規模を縮小していた。


・近衛騎士団 (Kights of imperial guards)

 帝の名の下に編成された、帝が直轄する騎士団のこと。

 帝都を拠点に活動しており、帝都に滞在する貴族の護衛を主な任務とするが、所属する団員の騎士としての技量はみな一流であり、見習い騎士を除いた、正式な戦闘員は一個中隊程度の規模でありながら、貴族騎士団を上回る戦力と言われる。


・親衛隊 (Kights of around guards)

 円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)に与えられる直轄の騎士団。

 円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)自らに構成員を選ぶ権利が与えられており、本人の意思による拒否を除いて、あらゆる拘束や規則を無視して、騎士をスカウトすることができる。

 一個中隊規模と規定されているが、先述した編成経緯もあって、貴族騎士団を上回る精鋭である。

 しかし、その一方で、最高の個人戦力である円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)に比べれば、技量も機体性能も大きく劣っていると言わざるを得ず、円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)自らが出撃する際には、蚊帳の外になる場合も少なくない。


・十戒騎士 (Kights of commandments)

 教会騎士が誇る最高戦力であり、10人の騎士が存在する。それぞれの十戒に応じた『敬神』、『礼賛』、『沈黙』、『安息』、『慈愛』、『不殺』、『純潔』、『克己』、『誠実』、『無欲』の二つ名が与えられており、始祖ケルビムに魂まで己を捧げた証として、それ以前の名前を捨て、与えられた十戒を名の代わりに名乗る。

 席次として、セフィラに応じた階級名を与えられるが、実質的には何番目の十戒に該当するかを表すものでしかなく、実力とは関係のないものである。

 また、それぞれの搭乗機は、機体が変わった場合であっても一貫して、階級に該当するセフィラに対応する天使の名が与えられる。

 その戦闘能力は円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)に勝るとも劣らないと評されるが、前線に出ることはまずないために、その詳細については不明な点も多い。

 戦闘能力の評価それ自体も、教会が標榜し、また円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンズ)が否定しないため、という部分が大きいと思われる。


・四精霊騎 (Elements)

 四大元素に対応する精霊、〈サラマンドラ〉、〈ウィンディーネ〉、〈シルフィード〉、〈ノーム〉の名を与えられたMCを駆る騎士。

 十戒騎士(ナイツ・オブ・コマンドメンツ)とは異なる方向性の最高戦力であり、十戒騎士(ナイツ・オブ・コマンドメンツ)の強さが個としての強さなら、四精霊騎(エレメンツ)のそれは、徹底して鍛え上げられた騎士団も含めた、総体としての強さと言える。

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