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第9話

(マリアをテイムしました)


あれ?いやいや違う!さっきのは答えたんじゃ無い!て言うか何故テイム出来た?


「あれ?私テイムされたのですか?何故?」


オイオイこの女性も自分がテイムされて、驚いてるぞ……確かにそりゃ驚くだろう。


「これは間違いありません!あなた様は神様の仮の姿なのですね!私があなた様に仕えたいと思った事をお許しになったんですね。ありがとうございます。」


マリアは完全にケンを神様と勘違いしていた。そんなマリアを見ながらケンは現状を察した。


なるほど。自分で望んだみたいだけど、このマリアとか言う女性は洞窟の中では、気付かなかったけど。あの尖った耳をみる限りエルフじゃ無いのか?それとオークに服を引きちぎられて、裸のまま何だが、そのスタイルはバツグンでボインチャンだスイカが2つあるよ。顔も鼻がすっとしていて髪の毛はグリーンのショートだ。て、そんな事より何故エルフをテイム出来た?テイムは魔物だけじゃ無いのか?


{それは儂が少し細工したのじゃよ!}


{こら!爺さんあんたの仕業か!}


突然爺さんからの念話が届き。何をしたのか聞き出すと、取りあえずヘルプでテイマーを調べろと言われたので、調べて見ることにした。


【ユニークスキルテイマー】


テイマースキル


【テイム】


凄くレアなスキル。種族関係無しで相手を倒し認めさせるか、種族関係無しで好感度を最大にして、本人が望むと仲間になる。


【念話】


テイムした側とされたテイムされた者達が、念話を出来る(異種族でも可能)


あれ?文字が変わってるぞ!でも好感度最大ってあったばかりで、クリアしたのかよ……


{おい!爺さん!どうしてこんな事した?}


{お主の為にしてやったのじゃよ。お主の言っていた約束の人間の町や村に入れるようにして欲しい。て、言うやつじゃ。}


{確かにそう言ったよ!でも彼女をテイムしたとしても。人間の町には入れないじゃないか?俺達は魔物何だから?}


{それなら大丈夫じゃ!この娘は神子の加護と言うユニークスキルを持っているのじゃ。このスキルは光属性魔法の上位の、聖属性魔法を使えるようになるんじゃ。その聖属性魔法には聖悪を見極める目を持つことが出来る。その目はどんなに嘘をついてもバレてしまうのじゃ。だからこの娘が認めた者は皆からも信用があるのじゃ}


そう言うことね。このマリアが俺達を連れていたら。俺達が無害な魔物だと認識されると言う事なんだな。それなら爺さんの事を信じてみるか。



俺は爺さんの作戦に乗ることにした。そして今なお俺の前で裸のまま両膝をつきながら俺を神の如く崇めているマリアに声を掛ける事にした。


{あの~もしもし?}


「え!誰!突然頭に声が!」


{あ~驚かしてごめん!取りあえず落ち着いてくれ。これは念話だ頭の中で応えればいい}


{えーとこんな感じですか?}


{ああそれでいい}


{もしかして目の前のブラックドック様ですか?}


{ブラックドック様って……俺は確かにブラックドックだけど、様はいらないそれにケンと呼んでくれよ}


{はい!ケン様!それとケン様は神様なのですか?}


{いいや違うよ。確かに神様の爺さんに頼まれてあんたを助けにきたけど。別に爺さんの部下とかじゃないから}


{ああやはり!神様の使いの方だったのですね!}


{いやだから爺さんの使いじゃないから……}


{いいえ!神様に頼まれて私を助けてくれたのですから。私にとって神様に等しい方です。もしかして私をテイムされたのはケン様なのですか?}


{ああその事何だけど、爺さんがスキルを弄くってしまって。君をテイム出来る事が出来ちゃったんだよねごめんな}


{なんと言う事でしょう!これはもしかして………}


流石に驚くよな?神様のせいで自分が魔物にテイムされたんだからな……


{神様が私にケン様に仕えるようにと言っているのですね!分かりました私は一生涯ケン様にお使いします。何なりとお申し下さい!もし私の体を所望されたいならば。喜んで差し出しますので……}


マリアは正座のまま両手を広げ受け入れる覚悟をしていた。


何を言っているんだ彼女は?まぁ彼女自身が喜んでいるならそれはそれで良いんだけど、それに俺を見くびってもらっては困るな!俺はモフモフが好き何だよ!そんな巨乳を見せられても……はい!ごめんなさい好きであります。いえ大好物であります。しかもエルフで巨乳なんて!しかも本人もそれを望んでいるみたいだし。ここは期待に応えてやらねばな。うん仕方ない。ははは


ケンがマリアに近づき押し倒そうとしたとき。ケンは胴回りを掴まれ離さないように、引っ張り上げられた。


『駄目ケンお兄ちゃん!』


『ん!いや、これは違うんだ!……て、それより今マリアが言っていた事分かったのか?』


『分からない!でもケンお兄ちゃんを取られると思った!』


ルティの言葉で冷静になったケンは、ルティの頭を撫でからマリアに話しかけた。



{マリア!君の覚悟を認めよう!そしてこれからは俺達を色々と助けて欲しい}


{分かりました。ケン様これから私はあなた様の下僕となり、ご奉仕させていただきます}


{あ、うん……よろしくね。それとこのミドルベアはルティといって、俺が最初にテイムした子だから仲良くしてあげて欲しい。それと今は別の所にこの子の他の家族も仲間としてテイムしてるから。今度紹介するよ}


{はい!分かりました。ルティ様新参者ですがこれからよろしくお願いします}


{ルティ。マリアもこれから仲間だからよろしくな?}


{うん!私ルティ!よろしくねマリアおねぇちゃん}


よし取りあえず今日はもう、森を歩くのはよそう。もうじき夕方になるからな。ここで夜を明かして明日マリアの町に行こう。


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