第七話 科学部and吹奏楽部
一つ皆さんに問いたい。皆さんはリア充のことをどう思っていますか?恐らく、「幸せになって欲しい」もしくは「リア充は死ね」と、思っている人の2つに分かれると思うんだ。今回はそんなリア充の話だ。あれがあーなってこうなります。
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「第40回クラブ対抗リレー大会?」
のんびりとした放課後の科学部にそんな報告があった。
「これはな、すごくめんどくさいやつなんだよ」
張先輩が言った。
「あー嫌やなー」
と、藤川先輩。
「では、この大会に出る四人の出場者を決めます。誰か自分から出る人!」
しーん。誰も手を挙げなかった。
「やっぱりそうですよね〜(涙)。では、くじ引きで決めます。」
そしてたくさん棒の入った箱を取り出してきた。
「それでは一つ抜いてください。」
えー、どれを引こう。
「俺は残り物にするわ。残り物には福があるって言うしね」
と、夢呂日。
まぁ、とりあえずこれを取って、
「では、行きますよ?せーの!」
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と言うわけで、俺はリレーに選ばれた最悪だ。もう死にそう。
と、でも言うと思ったか皆さん!無事逃れる事が出来ました。ちなみになったのは、沙羅先輩、張先輩、清宮、谷川だ。
「あばばばばばばばばばばばばば」
夢呂日が壊れた。
「大丈夫だって、お前なりに頑張れって」
「そうだよ、頑張ろうぜ」
岳信はやる気のようだ。
「いっそのこと優勝狙おうぜ‼︎」
「ったく、てめえらに優勝無理だって」
そこに二人の女子が現れた。
「クズ部が優勝とか、超ウケるんですけど」
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とりあえず女子二人の名前を紹介しよう。彼女らの名前は鈴山と濱口。この学校の有名な吹奏楽部に入部している。それと吹奏楽部についても説明します。吹奏楽部は、県大会2年連続優勝を取ったことのあるすごいクラブだ。その人気はすさまじいが、同時に抜ける人も多い。なぜなら、月火水木金土日毎日あるのだ。休みの日は滅多にない。そこで選ばれし者だけが残って活動をするのである。
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「おい、てめぇ、どうやら死にたいようだな」
「やめろよ岳信。そんなことをやっても、意味がない」
岳信を何とか止めれた。
「なぁ、会った直後にクズ扱いはやめてくれないかな?」
「大した実績の無いクラブの奴にクズって言って何が悪い」
「なら、その実績を作ってやる」
そして、俺は宣言した。
「俺たちがこのクラブ対抗リレーで、優勝してやる。俺たちが優勝したら、これから二度と邪魔しないでくれ」
「いいわよ、もし出来なかったら、毎日吹奏楽部に奉仕しなさい。準備しときなさい。あんた達にはどうせ無理なんだから」
いいぜ、見せてやるよ科学部の底力‼︎
「おい、無理だぜ?俺もう死にそうなんだけど」
「いや、大丈夫だ。俺たちには魔法がある」
こうして俺たちは作戦を考えて当日を迎えたのだった。
どうも書籍化された時、挿絵を描いてもらう先生が決まりました。その名もMasari先生です。挨拶をいただきます。
どうも、Masariです。
科学部の大魔法使い、お読み頂き誠に感謝致します。
書籍化されることはまだあるかもわかりませんが、魔法道具や登場人物のイメージコンセプトなど、簡単に構想しております。
これからも科学部の大魔法使いは、どんどん盛り上がっていくと思いますので、是非ご愛読下さいませ。
よろしくお願い致します。