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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第5章 いろんなとこ大冒険
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第四十七話 第五の使者(ネタ回)

俺は魔法ウォッチを使って二階の理科室の窓から地面に落下するまでに翼の機能を使い怪我は無かった。

他のみんなも無事みたいだ。

俺は外から二階の燃えさかる理科室をただ、見ているしかできなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


実はこんな事をしていた。


「岡本先輩。今度、理科の授業でガスバーナーの実技試験があるんですよ」


岳信が言った。

そう、理科でよく使われるあのガスバーナーである。

成績に入るのでしっかりとしたご教授をお願いしたのだが…。


「まず、元栓を開く。まぁ、今回は火はつけないからな、このまま。次に、コックをひらく」


順長に進めていく岡本先輩。

ここまではよかったのだ。


「次にガス調節ネジを回して開く。…あれ?空気調節ネジもついてきたぞ?どうしたらいいんだ!張!」


「空気調節ネジは同時に回るんだよ。空気調節ネジだけを回す時はガス調節ネジを抑えろ」


そして、岡本先輩はガス調節ネジを抑えて空気調節ネジを回した。


「これで完成…」


その時。

理科室の扉が勢いよく開かれた。


「やぁ、科学部の諸君。俺の名前は…」


「どうした?眉毛」


眉毛。

これがあいつの名前か。

夢呂日が言うのだからそういう事だろう。

眉毛濃いし。


「違う!俺の名前は…」


「眉毛」


眉毛。

やっぱりこいつの名前か。

陰影も言うのだから間違いないだろう。

眉毛濃いし。


「もういいわ!お前ら全員死ね!」


眉毛の手の上に青い炎の玉ができる。

奴の能力は炎を操れるとかその類だろうか。

俺たちは闘おうとした。


「皆さん!魔法ウォッチの翼を発動してください!」


科学準備室から安田先生が出てきた。

というか。


「なんか、ガス臭い!」


思わず叫んだ。

何故だ?


「ヤベェ!元栓元々空いてた!」


岡本先輩!

しっかりしてくださいよ!


「くらえ!」


眉毛が炎を投げてきた。

すると、科学部員全員の体が浮き、窓の外へと投げ出された…!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「大丈夫か⁈」


張先輩が焦ったように一年の安否を確認しに来た。


「ええ、大丈夫です」


先生が言ってくれたおかげで怪我がなかった。


「俺も大丈夫だ」


岳信は無事だった。

しかし、陰影と夢呂日は意識を失っていた。

死んだかと思ったが、擦り傷だけで命に別状はなさそうだ。

俺はある事を思い出した。


「先生は⁈どうなっているんですか⁈」


「わからない」


岡本先輩が淡々と言った。

意識がある俺たちは暗黙の了解で、未だに燃えさかる理科室へ向かった。

しかし、何故騒ぎにならなかったのだ。

誰かが来ていて、悲鳴が上がっていそうなものなのに。

俺たちは階段を駆け上り理科室についた。

先生。

無事でいてくれ!

俺は理科室の扉を開いた。

そこにあったのは…。






まぁ、なんという事でしょう。

いつもの霞んだ理科室がピカピカの新教室のように輝いています。

教室の真ん中では眉毛を捕まえた安田先生が立っています。


「…先生?どうなっているのでしょうか?」


「私を誰だと思っているのですか?」


安田先生は綺麗な笑顔でそう言った。


「私は最強の大魔法使いですよ」


俺たちは先生の力を身誤っていたらしい。


「まぁ、この子が自滅しただけなんですけどね。私がしたのは燃える教室の時を戻しただけですけとね。あと、時間を戻す魔法って事で今日は多分もう今日は魔法使えません」


この眉毛め!

俺たちは眉毛に殺意を抱いた。

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