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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第5章 いろんなとこ大冒険
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第三十四話 体育大会開幕‼︎

岳信が理科室の扉を勢いよく開けると、2年の先輩三人が扉の前で土下座をしていた。

机の側で矢田先輩と沙羅先輩が座っていた。

体育大会前日だし、様子を見にきてくれたのだろう。


「後輩達、すまねぇ。いつの間にか前日になってしまった」


岡本先輩が土下座しながら言った。

その顔は見えないものの、しっかりと誠意が伝わってきた。


「何も作ってないから、このままじゃ間に合わない」


張先輩も申し訳なさそうに言ってきた。

ん?

藤川先輩寝てないか?


「大丈夫だよ、先輩。この前、骨組みは作っといたから、頑張ったら間に合うよ!」


岳信が励ます。

お前、本当にいい奴だな…。


「先輩。土下座してる暇があったらさっさと働けや」


と、陰影が言った。


「「「は、はいっ!」」」


「お前、先輩なのに敬語使えよ」


夢呂日がポツリと言った。


「サボった人に敬語使う必要ないだろ」


先輩達、可哀想に。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「この部品はどこだ⁈」


部品を探す張先輩。


「これ、ここじゃないの?」


部品を装着させようとする岡本先輩。


「すぅー…すぅー…」


姿を消して理科室のどこかで寝ている藤川先輩。


「・・・」


黙々とペットボトルに絵を描く岳信。


「今から殺すけどいい?」


「いいや、死ぬのはそちらの方だ」


ペットボトルを切るようのカッターで遊びだす、陰影と夢呂日。


「危ないですからやめなさい!」


すると、夢呂日が凍らされた。

陰影は影になって避けたみたいだ。


「先生、夢呂日を冷凍保存しておきませんか?」


「今からお説教です。準備室に来なさい」


俺はそんな微笑ましい(?)科学部を見ながら、ペットボトル製作の手伝いをした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして迎えた、体育大会当日。

クラスごとに整列し入場。

すると、教頭が発言した。


「これより、体育大会を開会致します。礼」


1、2、3

生徒全員が礼をすると、


「それでは、校長より、挨拶」


校長が朝礼台に立ち、開会の辞を述べた…!

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