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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第5章 いろんなとこ大冒険
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第三十三話 体育大会の準備

初日目。

科学部では一年生四人が理科室についた時、パーティの準備がされていた。

と言っても、受験が近いので二年生二人しかいないが。


「え、今日からペットボトルロケットの準備するんですよね?何してるんですか?」


夢呂日が尋ねた。

俺もそう思ってたのだが…


「ああ、そうだ」


と真面目な顔で言ってくる張先輩。


「ペットボトルロケットを作るには炭酸の2Lペットボトルがいるんだよ」


なるほど。

だから炭酸の2Lペットボトルのジュースがあるのか。


「でも、お菓子の必要はないですよね?」


「馬鹿だな山出谷。ジュースにお菓子はつきものだろ。どうせ部費で買ったものなんだから、損するわけないし、じゃんじゃん食って飲もうぜ!」


まぁ、そうか。


「あと、今日含めて体育大会までの活動はあと四日しかないけどな」


と、物騒なことを言う藤川先輩。

あれ?

こんな先輩いたっけ?

そんなことより、本当に大丈夫なのだろうか?

そう考えていると、隣の三人がパーティに参加しに行ったので、今度から頑張ろうかと思いながら、ポテチを取った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二日目。

教室に着くと、先輩達が外に出ようとしていた。


「何してるんですか先輩ら?」


と、聞く岳信。


「今から自転車の空気ポンプを買いにいくんだ」


あー、たしかに必要だな。


「お前らも来るか?」


と、岡本先輩が言ってきた。


「ですが、間に合わなくなりますよ?」


「大丈夫だ、今度やったら間に合う」


とりあえず、ついて行くか…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


三日目。

俺たちが理科室に着くと、先生しかいなかった。


「先生、先輩らは?」


と、少しキレ気味の岳信が言った。


「えっーと、塾だそうです」


・・・

俺たちはペットボトルで骨組みだけ作った…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして俺たちは、体育大会前日の最終日を迎えた…



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