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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第5章 いろんなとこ大冒険
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第三十二.五話 イベントを決めよう! 後編

その後、パフォーマンス決めは、困難を極めていた。

去年と同じことを出来る訳もなく、インパクトのあるみんなが楽しめるような実験を思いつかなかった。


「他に何かありませんか?」


安田先生が科学部員に問う。

流石にたくさん思いつく事も出来ないだろう。


「そうだ!先生!」


岡本先輩がお腹の肉を震わせながら言った。


「パソコン室でいいものを調べましょう!」


「ああ、それはいいですね。では、パソコン室の使用の許可をもらってきますね」


先生は理科室を出ていった。

すると先輩達はニャッと笑みを浮かべ、


「お前ら、やる事は分かってるな?」


「「「「おう!」」」」


俺たち一年の四人は何を言っているのかわからなかった。

また、めんどくさい事になりそうだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


パソコン室。

パソコンが40台ほど並べられていた。

というか、入学して初めてきた。


「じゃあ、各自調べて下さーい」


そして、先生は用があったのかパソコン室を出ていった。

んー。

どうしよう。

とりあえず『インパクトのある科学実験』と…


「おい山出谷」


後ろにいた岡本先輩に声をかけられた。

いい案でも思い着いたのだろうか。


「はい」


俺も後ろを向いた。

すると…




女性の裸体の画像があった。




「先輩ィ⁈なんでエ◯画像調べてるんですか⁈」


「いやー、男しかいないパソコン室ですることと言ったら、これしかないやろ」


「全くもってそうだな」


同意したのは夢呂日だった。

もうこいつは死んでしまった方がいいのではないだろうか。

いや、周りを見たら俺と岳信と陰影と荒木先輩以外全員調べてる⁈

よく見たら岳信はカブトムシの画像調べてるし、陰影も面白画像調べてる…

もうこの科学部ヤダー…

いや、あいつはゲームの攻略サイトを見てたようだが、すぐさまエ◯画像を調べにいった。

・・・

もうほおっておこう。

荒木先輩と俺だけで何とかいい案を見つけ出さなきゃ。

ん?

俺の前に現れたのは、ペットボトルロケットの作り方だった。

ペットボトルロケットか…

これだ‼︎

その後、安田先生に見つかって、科学部はパソコン室使用禁止になった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


科学部が終わる5時前。

全員が理科室の席に座り、最後の話し合いが行われた。


「何かいいのを見つけましたか?」


周りは沈黙に包まれた。

まぁ、なにもしてないもんな。

俺は仕方なく手を挙げた。


「ペットボトルロケットはどうでしょう?」


「おお、それいいじゃん!」


と、岳信が言った。

こいつフォロー入れやがって。

まぁ、俺もペットボトルロケットいいじゃんって思ってるからいいんだけど。


「では、今年はペットボトルロケットに決定です!」


こうして、俺たちの体育大会への準備が始まった。


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