表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第5章 いろんなとこ大冒険
39/77

第三十.五話 校長の目的 後編

活動再開‼︎

俺たちは校長室の前にいる。

ろくでなし先輩達に任されてしまったのだ。

いつか痛い目に合わせてやる。


「校長か、怖い人じゃなければいいんだけどな」


能天気に岳信が言った。


「まぁ、何とか乗り切ってさっさと先輩らぶち殺しに行こうぜ」


夢呂日もそんなに緊張していない。

正気かお前ら?


「失礼されるぞ!」


そんな俺が二人に気を配っていると、陰影がドアを勢いよく開けた。

もう、嫌な予感しかしない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「来たか」


そこには正方形を思わせる校長と思われる人が座っていた。

今まで威勢の良かった三人もおどおどし出した。


「まぁ、そんなに緊張せず。そこに座りたまえ」


俺たちは座った。

この三人は頼りにならない。

俺で何とかしなければ。


「今、お湯を沸かすからね。準備しておいてくれ」


多分、ここでお茶とかが出るのだろう。

しかし、俺たち四人の前に置かれたのはカップラーメンだった。


「「「「⁉︎」」」」


俺たちが物凄く戸惑っていると、校長は、


「おっとすまない、トッピングを忘れていたね」


多分、この皿の上にはお茶菓子でもあるのだろう。

しかし、そこにあるのは乾燥したコーンやナルトだった。

俺たち四人はお互い動作を確認しながら、カップ麺を用意した。

向かいでは校長もせっせとコーンをトッピングしていた。

するとお湯ができ、全員にお湯を注いでくれて蓋をした。

本当はいい人なのだろうか。


「それではこの約3分間、君たちの魔法の科学部について話してもらおうか」


…とりあえず、俺は話し始めた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「では、本題に入ろうか」


俺は三分間今の科学部の状況を話し…え?

今、本題って言った?

あっ、説明まだ。

カップラーメンすすったのだが。


「本題って何スカ?」


岳信はカップラーメンを食べて満足したのだろう。

結構校長を気に入ったそうだ。

…正直に言おう。

めちゃくちゃ美味かった。

今まで食べたカップラーメンの中で一番美味かったかもしれない。


「君たちは何ラーメンが一番好きかね」


は?


「何ラーメンって、何って何すか」


陰影が言った。


「ほら味噌とか醤油とかあるでしょう」


あー、そういうことか。


「俺味噌かな」


と、岳信。


「俺は醤油」


と、夢呂日。


「汁なしと見せかけて、塩」


と、陰影。

汁なしってなんだよ。


「で、君は?」


校長が尋ねてきた。

俺の好きなラーメン?

って言ったら…


「味噌豚骨ですかね」


「何?」


え、なんかやばいこと言った?

校長が意外な食いつきを見せてくる。


「山出谷くんと言ったな。それ以外は校長室から出てもらえるか」


え、二人っきり?

助けて!


「「「失礼しました!」」」


あいつらは、そそくさと出て行く。

お前ら!


「さて、味噌豚骨についてくわしく聞こうか」


何がしたいんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ