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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第4章 漆黒の影のアサシン
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第二十八話 湯けむり半殺し事件

「うおぉぉぉ!でかー!」


俺たちは旅館に到着した。

岳信が思ったいたより旅館がでかいせいか、テンションが高い。


「じゃあ、チェックインしてくる」


そう言って、夢呂日は旅館の受付に行った。

何かと、あいつは面倒ごとを押し付けられやすい。


「おい、陰影。元気出せ」


「ウェェェ」


陰影は、絶賛酔い中だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おお!部屋も結構広いな!」


来たのは畳の敷かれた和を感じさせる部屋。

外の眺めも最高だ。


「よし、どーする?」


観光もよし、休憩もよし、食事もありだな。


「風呂行ってくる」


と夢呂日。


「や、休む」


と陰影。


「飯」


と岳信。

まとまらないな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「美味かったー」


俺は岳信と食事を済ませて、部屋に戻ってきた。


「おかえり」


そこには完全復活を遂げた携帯をいじった陰影がいた。


「よかった、元に戻ったのか。あれ?夢呂日は?」


「まだ帰ってきてない」


『『『あ』』』


多分、全員が同じ事考えた。

そんな気がする。

そこで岳信が提案した。


「じゃあ風呂行くか」


「そ、そうだな」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


風呂場の入り口には大量の血があった。

そして、女風呂との仕切りの側にいたのは…



真っ青な顔をして気を失った夢呂日だった。




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