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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第4章 漆黒の影のアサシン
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第二十五話 第三の使者

陰影は科学部員であり、今まで、共に闘ってきた仲間であり友達だ。

しかし、陰影は第三の使者であると判明した時雨 水色と共に、第四の使者として、俺たちと敵対している。


「おい、陰影!お前、裏切ったのか⁉︎」


「裏切ったもなにも、僕はもともとこういう奴だよ」


俺はこの事態に悲しみと同時に怒りを覚えた。

今まで散々、コケにしてきたのだ。

おまけに、


「夢呂日を殺…別にそれはいいか。」


夢呂日の『おい‼︎』って声が聞こえた気がする。

ん?あれ?なんか引っかかる。

夢呂日は心を読めるのに何故今まで気づかなかったのだ?


「清宮さんと山出谷さん!私は谷川さんの蘇生を行います。清宮さんは時雨さんと山出谷さんは陰影さんと戦闘をして下さい」


よし、痛い目見せてやろう。

それから、絆を起動した時、大量の魔道具ナイフが投げられた。


「あぶねぇ⁉︎」


避けられた。

多少かすったものの致命症にはならない。


「始める前に二つ聞いていいか?」


「質問による」


「そのナイフ、一つしか作ってなかったよな?後、その名前聞いていい?」


あいつの魔法の名前は排他的経済水域。

めんどくさいよな?


「ナイフは大量生産した。魔道具の名前は…」


大根。

陰影はそう言った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「そりゃあ!」


大量のナイフがまた飛んできた。十本から二十本ぐらいだろうか。

俺はかわせるものはかわし、他は絆ではじき飛ばす。

奴に攻撃するには俺には物理しかない。

しかし、


「くそっ!」


ナイフが邪魔で近寄れない。

おまけにあいつは影も使ってくるはずだ。

防戦一方か…


「清宮さん!山出谷さん!」


後ろから安田先生が叫んだ。

俺は振り向きはしないものの、耳を傾けた。

岳信も俺と同じ状況みたいだ。

無理もない。

多分、時雨の方が厄介だ。


「清宮さんはこの前教えた。応用を、山出谷さんはこれを使って下さい!」


すると、あるものが投げられた。

それは、夢呂日の魔法銃。

ウイニングガンだった。


「これで攻撃して下さい。それと…上外さんをお願いします」


…これなら!

俺はウイニングガンを撃ちまくった。


「はぁ!」


陰影の排他的経済水域が銃を防いだ。

俺がウイニングガンで攻撃し、絆で防御。

陰影が大根で攻撃し、排他的経済水域で防御。


「おい、学」


「なんだ」


「お前は犬派?猫派?」


「犬派。お前は?」


「てんとう虫派」


なんだよこれ。

次回、第四の使者

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