表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第4章 漆黒の影のアサシン
29/77

第二十四話 動く絵と夢呂日死す⁉︎

___再び、闘いが始まる…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


こんな日本の田舎に西洋の騎士がいるなんて99%ありえないだろう。

しかし、それは存在した。

そして、俺たちは瞬時に理解した。

からの、俺は叫んだ。


「こんな時ぐらい、ゆっくりさせろー!」


ああ、なんでこんな、なんかある時に来るんだよ使者は!

この中にいるのが本体か?

さっさと終わらそう。

俺はビームサーベルを用意しようとしたところで騎士は倒れた。


「「「えっ、」」」


一瞬、相手が自発的に倒れたのだと、俺たちは思った。

しかし、横に安田先生が立っていた。


「皆さん、すぐ先輩と小橋先生と合流して、早く対策を練りましょう」


え、瞬殺なの?いいの?前回物凄い雰囲気で出てきたのにこんなにあっさりやられて…

と、俺が倒れている騎士に目をやろうとした時、その騎士はすっと消えた。


「どうやらこれは本体では無く能力の様ですね」


こういうのだと、騎士を放つ能力?

けど、魔法の可能性は無限大、どんな能力か考えるのは無理がある。


「とりあえず急ぎましょう」


俺たちは安田先生に従って、立ち上がった。しかし、一人の存在を忘れていた。


「先生!陰影がまだです!」


「やべぇ、忘れてた!」


おい、夢呂日ガチかよ。


「迎えに行こう、このままじゃあ陰影が危険だ。他に何があるかわからないからな」


流石だな、岳信。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


とりあえず、俺たちはトイレに向かったがトイレに陰影はいなかった。


「やはり、攻撃を受けたのでしょうか?早く探しましょう」


そして俺たちはあちこちを探し回った。

そのとき夢呂日がまた同じ所でサボっていた。


「何してんだよ。ん?」.


俺は気がついた。


「いや、さっきと違って、新しい絵があってさ。てかなんだよ、こんなジャンル俺知らんぞ」


俺が展示した時雨の絵は


「俺にはこの価値がわからないな」


それぞれ、騎士とドラゴンと魔女の部分が綺麗になくなり、風景だけが残っていた。


「先生!奴の能力がおおよそ分かりました!」


間違いない。この能力はこれしかない。


「絵などを実体化する能力です」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「なるほど、間違いないな」


俺はみんなにさっきあった時雨の事について全てを話した。


「ということは、今、ドラゴンと魔女がどこかにいると」


そういう事だ。あーあめんどくさ。


「ともかく、早く陰影さんを見つけましょう」


「無駄やで」


天井の高いホールで、その高い所から否定の声が聞こえた。

天井を見上げるとドラゴンと魔女と一人の女がいた。

ドラゴンと魔女は浮いており、女はドラゴンに乗っていた。


「お前は!」


時雨だ。まさか、こいつが。よく聞くと、口調も変わっている。大阪弁?


「仲間が一人いないだけでどんだけ焦ってんねん。探す必要はもう無いで」


「時雨!陰影をどこへやった」


俺は怒鳴った。助けてやるぞ陰影。


「そこや」


「え」


俺たちは時雨が指をさした後ろを見る。

それと同時に俺の隣にいた夢呂日から真っ赤な液体が飛び散る。

夢呂日は飛んできたナイフで心臓を貫かれ、即死した。


「「「夢呂日(さん)⁉︎」」」


夢呂日の体から、ナイフが飛ぶ。

そのナイフは持ち主の元へ戻る。

その主とは…


「とりあえず一人」


まんざらでもなく、科学部員一年、上外 陰影だった。


次回、第三の使者。第四の使者

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ