第二十三話 文化部祭り 前編
短くなって本当にごめんなさい。
「やっと始まったぜー!」
今日、文化部祭りが始まった。ここで一番はしゃいでるのは夢呂日だ。
「なんでお前そんなはしゃいでんだよ、なんかあったのか?」
「よく聞いてくれたな学。この俺たちの学校の美術部はな、アニメ好きが多いらしいのだ」
ふぁ?
「おまけに絵も上手く、毎年セクシィ〜な絵が展示されているらしい」
「へ、へぇー」
そんな事をそんな真顔で言われても、
「あなた達にその余裕がありますかね」
後ろからの声、安田先生だ。
「あなた達は、展示の準備、そして、受付もしなければならないのです」
「「「「受付‼︎」」」」
何それめんどくさ。
「さあ、今から、文化部祭りを盛り上げていきましょう‼︎」
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俺たちはなんの会話もなく黙々と作業を行っていた。台を運んだり、記録した物を貼ったりなど色々大変だ。
「おー、これが時雨のか」
あ、あそこにさぼりの夢呂日がいるぞ。
「お前なー、黙々って言ってるそばからそういうのやめろや」
と言いつつ、俺は夢呂日が見ていた絵を見る、
「え…」
思わず黙りこんでしまった、目の前にあるものが本当に絵なのか困ってしまったのだ。二次元が三次元になっているというか。
「すげー」
あ、そうそうこれだけ言っておこう。
横で夢呂日が喜んでいるのでどういう絵かは想像に任せる。学校のイベントだからね?そこまで凄くは無いよ?
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かなり飛ばさせてもらうが、今、受付を行っている。中では色々な発表ガされているだろう。
「先生ー。俺たちいつまでここにいたらいいんですか?」
つまらないだろうな、わかるぞ岳信。
「先生、俺トイレ行ってきます」
陰影が逃げた。もし、遅かったら殴りに行こう。
すると入り口から制服を着た女の子と怖い感じの男達3人が入ってきた。
「「「こんにちわー」」」
男達は嫌そうな顔をして中に入っていき、女の子はうつむいたままだった。
無視かよ、て言うか、これ、助けなきゃいけないとかいうそういうシチュエーションか?
よっしゃああやってやるぜ!
俺は椅子から立ち上がった。
次回、文化部祭り 後編




