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科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第3章 新世界のアタッカー
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第二十話 合宿後編

「はーい、それでは2人が料理をしている間、ゲストの山出谷さんにインタビューをしようと思いまーす」


やめろ岳信!こういう番組あったし、今やっちゃ駄目なやつだから!


「「「「「イェーイ!」」」」」


先輩達ものらないで!

現在、陰影と夢呂日が、絶賛料理中。どちらが美味いカレーを作れるかどうかになった。


「ではでは、最近驚いた事はなんですか?」


なんでそんな微妙なんだよ。

最近驚いた事…。


「やっぱ、岳信の賢治戦かな?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


苦しみもがいていた賢治が、再びブレスを吐いた。


「危ない!」


岳信に当たる。やばい。

だが、岳信は避けようともせず、手を横に素早く振った。

すると、ブレスが散り、賢治を斬った。


「真空波…」


攻撃力千倍にするとあんな事もできるのか。これなら勝てるぞ!

カブトムシのレッドが、賢治に向かって飛び出した。

突進するつもりか?


「よっと」


すると、岳信が飛び上がり、構えた。


「うおぉぉぉぉぉおお‼︎」


そして、渾身の一発が炸裂した。

頭が砕けるんじゃないかと思ったが、ドラゴンだったので気絶しただけだった。


「こいつも操られてんかな?」


「ああ、多分そうだと思うぜ」


「じゃあ、先生のとこ連れてくか」


この時、俺は思った。誰よりも正義感が強く、仲間思いなこいつと友達になれてよかったと。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そうこうしているうちにインタビューが終わり、二つのカレーが出てきた。

夢呂日は豚、陰影は牛だった。どちらも美味く、あの岡本先輩も決められない。そういう状況になってしまって、引き分けにしようと思ったのだが、


「混ぜた方が美味い」


岳信が、二つのカレーを混ぜてしまった。味については…想像して下さい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして夜。学年ごとに就寝した。


「夜と言ったら恋バナだろ」


と、夢呂日が言ってきた。


「恋バナだったらお前、吉川とはどうなんだよ」


リア充野郎め爆破してやる。


「ああ、別れたよ」


「「「ええっ⁉︎」」」


衝撃事実発覚。


「お前あんなに吉川に好かれてただろ⁉︎どっちから振ったの?」


こんなに驚いている陰影初めて見た。


「いやー、ずっとほってたら、いつの間にか、別れようって言われた」


それは、お前がわるい‼︎


「お前、それは悪いぞ」


「ええ、そう?」


あきらかこいつが悪いな。


「ほんまに可哀想やんな、なーやっすー?」


「やっすー?」


なんだ?聞きなれない名前が聞こえたぞ。


「ん?こいつだよこいつ、今日捕まえたカマキリ。鑑定したら売っても安そうだからやっすー」


酷い奴だ。売るの⁉︎虫を⁉︎

そしたら、やっすーが、俺の顔に岳信がつけてきた。


「ぎゃああああああ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あーもうほんと最悪。先輩と先生にめっちゃ怒られた。もうみんな寝ただろうか。


「おい学」


「なんだよ」


「花火大会の日、俺の家泊まりに来い。一緒に焼肉パーティをしようぜ」


素敵なお誘いだった。


次回、夏の思い出

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