第十四.五話 出会い
テスト終わったああああ‼︎
結構昔の話をしよう。それは俺、山出谷 学が7歳の小学二年生の三学期。俺が行っていた小学校に転校生が来た。そいつはとても明るい奴で、もうすぐ終わろうとしていた俺のクラスで人気者になり、楽しい思い出を作っては、最後はみんな涙を流しながら進級して行った。その人気者になった転校生の名は…
清宮 岳信といった。
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「よろしく!山出谷くん!」
岳信が転校して来た日、俺はよくある話で隣同士になっていた。
「こっちこそよろしく!清宮くん!」
あの頃は俺も可愛かった。
それから俺たちは休み時間などでよく遊ぶ様になった。そんなある日、
「山出谷くん。今日僕の家に遊びに来ない?」
そんなことがあって、
「いいの?行く行く!」
そして学校で待ち合わせをして、待っていたら…
「おーい山出谷くーん!」
三輪車で迎えに来たのであった。
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「そんなこともあったなー」
今日は海へ行く日。岳信がワープで迎えに来るので、こんな事を思い出して待っていた。
「ヤッホー!学。遅くなった!」
はぁ、今では下の名前で呼び合うようになり、言葉遣いもだいぶ変わった。
「いやー、ウ○コしてたら、遅くなってさー」
「そんな話言わなくていいよ⁉︎」
全く、岳信って奴は、本当に、
「よっしゃ!行こうぜ学!」
バカで、いい親友だ。
「おう、二年で三輪車やった奴」
「俺の黒歴史を掘り起こすな!」




