第十二話 ラーメン屋へ行こう 前編
短くなってすいません。
「どうも、今日から科学部の副副顧問になった小橋です」
期末テストが終わって、(ちなみに理科の点数は、俺は100、学が97、陰影が95、岳信が92となった)最初のクラブ。ブラック企業に勤めていた小橋さんが来た。
「おお!やったー!」
俺、谷川夢呂日も少しばかり喜んでいた。
「小橋さ、いえ小橋先生。どうやって副副顧問になったんですか?」
学が不思議そうに聞いた。すると、安田先生が、
「いやー、実はこの前準備室で、スカウトしたんですよ。この人は、魔道具についてはかなり詳しいので」
なんだ、そんな理由か。まぁ、これで新しいいい感じの魔道具が作れる。グフフ。
「ブラック企業から抜け出すことができ、こんないい場所で働くことができるんです。これからよろしくお願いします!」
またまた、このクラブが楽しくなりそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ん?」
この本は?どこかで見たことあるんだが…なんの本だろ?
「これは⁉︎」
藤川先輩の本だ。過去の出来事を自由自在にできる本だ。あれ?でも俺の過去しか書いてないんだが、
「あーなるほど、そういう系のやつか」
自分の過去しか読めない。そういうことだろ。
「しかしなんで藤川先輩の本が…」
そこにあるのを見つけてしまった。
『失言をした』
あのとき言ったことだろう。
「しかもその後にしっかり『吉川に殴られた』って書かれているのがつらいな」
俺はひらめいた。しかし、実行していいのか?
「・・・」
いや、やむを得ない。このままでは、俺が社会的に死んで逝くだけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おっ、来た来たー」
そして、科学部終了後。俺たち一年生は一旦帰宅し、再び地元のヒオンに来た。
「おっしゃー、今日はテストの打ち上げと夢呂日のお付き合い祝いやー!」
元気のいい岳信が言った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おわかりいただけただろうか?実は俺失言の事を消させていただきました。
いや、本当すみません。マジでごめんなさい。許してください。皆さんはわからないでしょうけど心の底で土下座しております。こんなの面白くないですよね?
「おい、ついたぞー」
学が調べたラーメン屋名前は、ラーメン屋『パワフル』。こってりしたラーメンかな?
「しゃーせー!」
店員さん達の大きな声が聞こえてきた。そして案内された。場所へ、
「あれ矢田先輩?」
そこにいたのは部長の矢田先輩だった。
「ん?あー、一年達かお前達もラーメン食べに?」
その向かいに小さい女の子がいた。
「はい、そうなんです。ここうまいですからね。ところで先輩、その子は?」
「ん?ああ、こいつは俺の弟だよ」
矢田先輩に弟と言われた女の子は、矢田先輩の大事なところに蹴りを入れられた。
次の投稿は30日以降!(ごめんなさい)




