表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学部の大魔法使いⅠ-強い絆でー  作者: ゴマ団子/Masari
第2章 短足おデブのガンナー
11/77

第九話 第一の使者

「山出谷さん。大丈夫ですか?」


「はっ!」


気がついたら広い平原で隣に先生がいた。


「うーん、先生〜。ここどこですか?」


「岳信が言うには、ヨーロッパのどこからしいですよ」


ふーん、ヨーロッパか〜。・・・えっ‼︎ヨーロッパ⁉︎


「何で私達、ヨーロッパにいるんですか⁉︎」


「そりゃあ、あなたが死んだからじゃないですか」


何で死んだらヨーロッパにいるんだ。でもそうだ。確かに死んだ。俺は死んだんだった。確か、吉川という奴に殺されたんだった。


「何で、俺は生きてるんですか?」


「そりゃあ、私が復活させたんですよ。天国に着いたら蘇生できないから、危ないところでしたよ」


そうだったのか。そんなことがなんかあった気がする。


「ところで先生。みんなは?」


「山出谷さんと清宮さんと上外さんが死んだ時2、3年生と私がかけつけて、まず、清宮さんを生きかえらせました。そしてまわりに被害がでないように、この辺にワープしてもらいました。全員ね。それで今あちらの方で戦っているはずですよ」


「先生!私たちも行きましょう!」


「すみません。流石の私も3人の蘇生をしたので、魔力が尽きています。ですから、あなた達で奴を倒してください」


くそう。やるしかねぇ。


「わかりました。頑張ってきます。」


「ええ、くれぐれも死なないようにしてくださいね」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あれか⁉︎くそう、みんな大丈夫か⁉︎あれは・・・夢呂日か⁉︎


「おい‼︎夢呂日‼︎」


「おおー‼︎学‼︎大丈夫か?」


「ああ、それよりお前こそ大丈夫か?ここで何してるんだ?」


「俺はこの魔法銃を使って援護をしている」


「そうか、そういや、お前死んでなかったよな?」


「ああ、恐らくあいつは俺を殺さない」


「なんでだ?」


「幼馴染だからだ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あいつの能力は高速移動」


夢呂日はそう言った。だから俺たちはあっけなく殺されてしまったのだ。


「だから気をつけろ」


俺は戦っているみんなに近づいた。ビームサーベルを片手に。


「お前ら!大丈夫か?」


先輩達はボロボロだ。しっかり戦えているのは岳信と、陰影だけみたいだ。


「おお!学!お前のビームサーベルで斬ってやれ!」


「頼んだ」


そして俺は、


「どりゃあああ!!」


右足に力を入れ俺は吉川に飛びかかった。


「少しは、強そうな奴が来たね」


俺はビームサーベルにビームを流し起動させる。相手も剣を持っている。そういえば夢呂日も言っていた。


「あいつは剣道が習っている」


だからといって、負ける訳にはいかない。


俺のビームサーベルの良さは、まず斬れないものはない。ダイヤモンドだって、簡単に斬れる。しかし、短所はビームサーベルで、剣同士のせめぎあい、防御ができないということだ。


「そりゃ!おりゃ!」


攻撃して、回避するの繰り返しだ。


「岳信!陰影!援護を頼む‼︎」


「「おう!」」


岳信が殴りにかかる。陰影が、遠距離でナイフを投げる。そして俺が斬る。


「くっ!」


いい感じだそのままと思った時、


「バーン!」


遠くからの夢呂日の銃が当たった。吉川は倒れた。死んだ?勝った?でも、こんなの嬉しくないぞ。と、悲しみに浸ろうとしたその時、


「さすが、夢呂日の仲間だね。だけど、これはどうかな?」


すると、黒い灰のようなものが集まって来て大きな巨人になった。


「ははは、いいねその顔。その絶望した顔。携帯のホーム画面にしたいよ」


なんでそんな具体的なんだよ。しかし、そんなこと考えてる場合ではない。


「くそっ、もう一度行くぞ!」


俺たち3人は飛びかかった。しかし、大きな手で吹っ飛ばされた。畜生、立ち上がることもできない。吉川が作りし巨人は何も喋ることなく俺たちを殺しにかかった。こいつに2回も殺されるのか。そういやこいつ、幼馴染だからっていう理由で夢呂日を殺さないのか?


「お前、」


遠くで援護にいるはずの夢呂日だ。でも、いつもと様子が違う。


「お前‼︎」


そして、夢呂日が光輝きだした。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ