~研究の成果~
遅くなりまして申し訳ない。
~研究の成果~
ふぁ。
おはよう。
昨日は悪魔子ちゃんことルイちゃんとのお話会だけで一日が終わった。
あと魔法を見せてもらったぐらい。
さて、こっからが本題。
私たちの体内にも魔力は存在する。
消費した魔力は、空気中に漂っているものをゆっくり吸収して回復する。
魔法を撃つと、体内魔力であるMaを使う。
でも減るのはMP。
これに関してはマジででわけわからんまんま。
さて、魔法はどうやって撃つのか。
その辺はルイが実践してるのを観察して大方学んだ。
まず、呪文が大前提なんだよ、この世界。
正直自分はこの時点で詰んでる、と思ったね。
だって発声出来ないもん。
まぁ解決の糸口はちゃんとあったわけだが‥‥。
魔法の発動の手順編。
1、まず呪文を唱えます!
2、以上!
普通はこうなんだけど、さっきも言った通り私は発声が出来ない。
だから普通の方法じゃダメ。
魔法の発動の順序、詳細編。
1、まず呪文を唱えます。
2、そしたら体内魔力が外の一点に集中します。これを魔力球と呼びます。
3、魔力球が合計2つ生成されます。
4、次に、一つの魔力球に属性を付与されます。このとき付与される属性は術者が所持しているスキルに依存します。
5、最後に、魔力球が属性付与魔力球にぶつかります。すると属性付与魔力球が目標へと飛んでいきます。
以上、これが探知を使って解析した結果です。
いろいろ試しました。
それでわかったこと。
呪文は2~5のプロセスを自動化する。
だから今から述べることを実践することはできない。
魔力球の濃度を濃くすることで威力が高まる。
魔力球のサイズは任意指定可能だけど小さくしすぎると消費魔力が高まる。
大きくすることでも消費魔力は高まる。
大きさは威力に比例しない。
ぶつける魔力球を大きくする、または濃度を濃くすると推進力が高まり飛んでいく速度が上がる。
こちらは大きさでも濃度でも関係ない。
魔力球を自分よりも遠いところで発生させると距離に比例して消費魔力が増大する。
それはもう加速度的に増加する。
これらを実践できるのは自力で魔法を発動させるという手段をとった強みだね。
他にもいろいろと発見はあったけど、大きいのはこのぐらいかなぁ。
試した、って簡単にすましてるけどすごい大変だったからね!
まじで!
魔力を自分の力だけで操るってやばい難しいんだから!
たとえるなら、血液を自分の意志で止めたり流したり早くしたりする感じ。
無理でしょ?
それをやったの。
おかげで昨日丸一日使ったんだから!
あ、ちなみにこの実験をした後にルイの私を見る目がゴミを見る目から冷たい目線ぐらいになった。
冷ややかなのは変わらない。慣れたけど。
むしろごほうb‥‥なんでもない!
痛い!やめて!
剣でつつくのやめてぇ!
死ぬ!
やーめぇてー!
ブクマしてくれると嬉しいな(チラチラ