プロローグと1話
お待たせいたしました。
旧作、アリさんアリさん、こんにちわー。の書き直し新作です。
かなり内容が変わっておりますので、旧作とは別物とお考えください。
では、楽しんで…
~プロローグ~
私、普通の女子高生、津軽真希波!
……うん、この自己紹介はダメだ。
フラグの塊だ、主に桃色のな!!!
私は俗にゲーオタ、と言われる人種だ。
メインはオンラインMMORPG。
極振りステータスの特化キャラ楽しい。
前までは火力特化してたけど、リメイクして素早さ特化にしてみたのさ!
使ってみて、火力の無さに嘆いたりしたけど避けれ無いはずの攻撃をスイスイよけれるのは快感なのだぁ!
弾幕なんてなんのその!
ぜーんぶまとめて避けてやる!
うお、何か目の前が明るい。
あれ、このステージこんな演出あったっけなー。
アップデート情報にのってなかった筈だけど…。
そんなアホみたいなことを考えながら、私は1度死んだ……のかな?
――――――――――――――――――
……っは!?
何だったのさ今の。
スゲー明るい光に包まれた。
あれなんなんだ?ゲームの演出じゃないしなー。
あのステージはレベルアップ効率が良いから周回しまくってるし、演出は全部体験していた筈だ。
じゃ、なんなんだろう。
新しい演出?
それともなんか…こう…異次元的なナニカ?
なんかの本で読んだぞ!
次元を超える魔法があるとかないとか…
ま、小説ですけど!?
なんでちょいキレてんの私。
もし異次元的なナニカ。だった場合、私は死んだ…と思う。
でもこうして考えれてる時点で死んでない。
でもね。
まずさ。
ここどこだよ!!!!
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~これは夢だ(フラグ)~
Q.私は何をしていた?
A.部屋でネトゲ。
Q.今の状況は?
A.ものがはっきりと見えません。
ぼやーっとしてる。
まず、やけに暗い。
そして、やけに暗い。
さらに、やけに暗い。
暗いってことしか分かってねぇ。
だって何も見えないんだもん!
近眼で暗闇の中でもの探してみろよ!
全く見つかんないから!
ま、私近眼じゃないんですけど。
はい、推理タイム。
暗いってことは、だ。
今は夜か、監禁されてるか。かな?
監禁されてるとしたら、手足ぐらい縛る気がするんだよねー。
縛られてないから、監禁は無い…はず。
夜だとしたら。
光浴びて、倒れて、病院直行。
視力落ちてた。
が濃厚かなぁ…。
でもさ、病院行ったらだいたいベッドで寝かされてるじゃん。
毛布の感覚ないんだよね。
つか寒い。
ここ何処よ。
あ、今気付いた。
服着てる感覚ない。
これ拉致られたパティーンですわ。
こんな引き篭もり系美少女真希波様を拉致るとはお目が高い。
…はい。
さて、まじでどうしよう。
手足の感覚はある、後さっきから変な音が聞こえるから耳は生きてる。
ぼやっと見えるから体の安否も確認できる。
感覚はあっても、やっぱり自分の目で確認しないと安心できないよねー。
そう思い目を凝らして見てみることにした。
………………ん?
え?
は?
んー、これは夢だね…
ちょっと寝よう、目が覚めれば……