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学園都市武闘大会(プロローグ)

 学園都市においてのスポーツ、格闘技、陸上競技は、部活動が要となる。

 その為か、これらは中等部から本格的になり始め、メジャーマイナー問わず、試合となると盛り上がり、都市規模の催しとなる。

 そして、その中でも最大級と言われているイベントが――

 学園都市保安部、学園都市生徒会SP、用心棒稼業、上流階級学生SP。

それら生粋の武闘派を参加対象とし行われる、武闘大会である。

 この大会では無差別格闘技のルールに加え、電子ツールの使用及び電子召喚獣の使用も許可されており、学園都市で最も危険な環境で身体を張る者達の祭典と言う事もあって、その内容の過酷さは他と比較しても、群を抜いている。

 予選は戦場と称され、保安部機動部隊長ですら一回戦負けも珍しくはない、本選出場権はまさに激戦の果てにある。

 しかし――

「――流石、10年に1人の天才と称されてんのは、嘘じゃねえみたいだな」

 高等部1年、朝霧裕樹。

「――どこの無能だ? 貴様を保安部から追い出したのは」

 同じく高等部1年、大神白夜

 高等部1年生で、戦場とまで称される予選をモノともせず通過し、学園都市武闘大会史上最大の激戦を繰り広げた、後に最強の世代と称される者達。

 その中で勝ち残った2人による決勝は、学園都市の語り草となっている。

『ガルルルルルルルルルッ!!』

裕樹の電子召喚獣、深紅色の溶岩竜カグツチ。

『フゥゥウゥウウウウウッ!!』

 白夜の電子召喚獣、黄金色の九尾狐コンジキ。

 その2体もまた、武闘大会決勝まで駆け上がった経験を現すかのように強大な姿となって対峙し、唸り声を上げながら睨みあう。

「鳴神王牙、御影凪、北郷正輝、一条宇宙……そして、俺達の次の超新星」

「――考えている事は同じ、と言う事か」

「――戦場って言われてるわりには大した事無いなって思ってたら、急に面白くなりやがんだ。これからが楽しみになってきやがった!」

「――同感だ……朝霧裕樹、その名を覚えておく」

「ああっ、覚えとけよ――お前に勝利した男としてなあ!」

「面白い――やるぞコンジキ、本気で叩き潰す」

『仰せのままに、白夜様』

「――噂にゃ聞いてたが、マジで喋るのかよコイツ……カグツチ、おしゃべり狐に負ける様なヤワは見せんな!」

『グオオッ!』!

 学園都市は、魅せられる。

 今日の王者も、明日の礎――盛者必衰、下剋上など日常の様に起こり得る、慢心した者から脱落していくこの場において。 

「行くぞ大神ぃっ!!」

「来いっ、朝霧っ!」

 新たな可能性、新たな王者、新たな戦い。

 それらを自分たちが目指すべき目標とする為、あるいはそのあり方から何かを学び取る為、あるいはそれらから新しい物を生み出す為。

 学園都市は、DIEシステムの庇護下の元で追及する――新たな可能性に。


そう言えば、本格的なイベント系あんま書いてなかったので


知っての通り、学園都市は様々なイベントや大会が行われます。

部活の試合も大会のように行われますし、芸術方面のコンクールも課題方式で頻繁に行われます。

ただ、本編で宇佐美が参加し、名を上げるきっかけになったような大規模な大会となると--かなり敷居が高い上に、厳しくなります


前回の上位入賞者も、今回は一回戦負けも日常的。

ただ強いだけ、ただ賢いだけ、ただ上手いだけ--それだけでは通用しない門戸の狭さになる。


ちょっと学園都市の、そう言う面を書きたくなったので。

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