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保安部主催のふれあい広場

 学園都市保安部。

 学生による治安維持組織の本拠地として設けられた、寄宿舎兼職場に備わっている訓練用のグラウンド。

 そこでは現在、長官である北郷正輝の提案する保安部改革案の一端としての、初等部を対象に保安部の電子召喚獣とふれあう場を設けており、訓練の場は現在は憩いの場として機能していた。

「しっかり捕まってるんだよ。良いぞ、ウイウイ」

『ウ~イ~』

 ただ、基本的に保安部の電子召喚獣は、防壁として機能する重量級あるいは偵察として飛行型が活躍する場合が多く、主に女の子が喜びそうな可愛い系の電子召喚獣は、パトロールや探し物と言った、地味な業務がメインとなる。

 なのでこの場では、重量級の電子召喚獣を乗り物代わりにトラックを一周したり、電子召喚獣を使って行う保安部の任務を実演したりと、主に男の子が喜びそうな内容がメインとなる。

「はーい皆、仲良く遊んでくださいね」

 なので、女の子への措置は主に光が担当しており、主に可愛い系の――探し物やパトロールがメインとなる電子召喚獣達を引き連れ、女性の保安部員をメインに計画し、本物のふれあい広場の様な雰囲気に仕立て上げた場所にご案内。

 外ほど派手な事は出来ないが、それでもおにごっこやかくれんぼ等で、電子召喚獣達は大いに活躍し、その場に笑顔が絶えなかった。

「お疲れ様」

「あっ、大輔君。そっちはどうだったの?」

「好感触みたいだよ」

 交代の時間となり、食堂で光と大輔は鉢合わせ。

 それから自然に、2人はスポーツドリンクを手に椅子に座る。

「……結構楽しかったな。俺、子供は結構好きだからさ」

「そうなんだ。それよりさ、なんだか懐かしくなかった? 初等部の皆が、電子召喚獣を見て喜んでるのって」

「あっ、俺もそうだよ。ウイウイが早く、あんな風になったらなあって何度思った事か」

「――そうだね」

 互いに互いの電子召喚獣に目を向け――顔をほころばせる。


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