学園都市のホワイトデー
レフェルさんのリクです
--キャラが名前しか出てきませんが、お気に召していただければ何よりです
「さて、ホワイトデーのお返しを考えに、こうしてショッピングモールに来たわけだが……」
所々に、ホワイトデーのイルミネーションが目立ち、どこもかしこもセール実施。
キャンディ、クッキー、ぬいぐるみ等が店頭に並び、男性があれこれ話しながら吟味している。
「なんでお前らまで?」
「だってユウさんをこういう事でほっとくと、十中八九ろくでもない事になりますから」
「心配の解消ついでに、俺達もホワイトデーの贈り物探しをしようと思ってな」
「--まあいいや。貰ったアドバイスメモ以外にも意見欲しかったし」
メモ、という所で同伴してる龍星と鷹久が首を傾げた
--一方その頃。
「よし、クリスの分完成」
同伴しなかった光一は、人数分のお菓子の家を作っていた。
ただし、あまり手の込んだものではなく不平等にならないよう、それぞれが好みそうなクッキー、キャンディーのみを使って製作中。
ちなみにサイズは、コンビニで売ってる小さなケーキ位の。
「さて……つぐみは、何味好きだったっけか? 芹香のは、ダンナと一緒に喰えるようにしとくかな。それと……」
久遠光一、凝り性な面在り。
所は戻って……
「そのアドバイスメモ、読んでみて貰えますか?」
「メモを?」
「はい」
流石に(聞きたくない)内容も知らないうちに問答無用で取り上げるにもいきませんからね。
と最後に付け加えて、裕樹がメモを読むのを興味と恐怖が半々な様子で待つ
「えーっと、ホワイトデーの贈り物の定番は、大抵は店頭に並んでる物で良し。キャンディ-にクッキー、それから……」
「--普通ですね」
「ああっ」
「--あと〇〇〇製の下着」
「「待て!!」」
おそらくメーカーの名前だろう個所では気付かなかったが、最後まで聞いて慌てて制止を掛けた。
「……やっぱり」
「あっ、注意書きの所に、買う前には相手にサイズの確認を……」
「するな!! それとそれは注意じゃない!! --芹がここに居なくてよかった」
「……綾香も居なくてよかったです」
メモは即処分し、店頭で見繕う事にした3名。
鷹久はまず、ある物に目を付けた。
「僕は……これにしようかな」
「手袋?」
「バイク用です。綾香の手袋、そろそろ古くなったから」
「へえっ」
よく見れば、色違いでもう一組持っているが、裕樹は黙っておいた。
それ以外には、キャンディとクッキーをある程度見繕って購入。
「ダンナは?」
「んー……芹、最近疲れが取れないそうだから」
「栄養ドリンクでも?」
「……ホワイトデーの贈り物で考えれば、不合格しかありえんだろ」
龍星は、アロマキャンドルを購入
それ以外には、幾つかお菓子等を購入。
「……じゃあ俺は、これにしようかな」
そして裕樹は……。
「エプロン、ですか?」
「ああっ、1つは裕香に。で……」
「支倉さんと涼宮さん、ですか?」
「ああっ、特に懐いてる2人とお揃いの品なら、裕香も喜ぶと思って--2つ初等部サイズだけど」
「支倉さんが聞いたら怒りますよ」




