甘えん坊日和(冬)
冬と言えば、こたつ
こたつと言えば……
「みかんおいしーね」
「うん、おいしいね裕香ちゃん」
「手が黄色くなっちまった」
みかん
「はくさい、しいたけ、大根、葱、それと……」
「つくねと鶏肉を入れて、完成」
「ポン酢と皿の準備よし、じゃあ食うか」
お鍋
「ユウ兄ちゃん、お餅何袋やく? それと、今からお汁粉作るけど食べる?」
「2袋で頼む。ああっ、俺も食う」
「……なんで単位が袋なんれしゅか」
お餅
「こたつに入ってのアイスも良いね」
「冬アイスが、最近のブームになりつつあるって」
「カップアイスの案だそうかな」
アイス(?)
「スズナ、スズシロ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、セリ、ナズナ--だっけ」
「--はい完成。それじゃ裕香ちゃん」
「じゃあ取り分けるね」
七草がゆ(?)
「--あったまるね」
「いい酒粕があったから、ちょっと奮発してみました
「こりゃ良いな」
甘酒
「--って、食べ物ばっかじゃねーか」
「じゃあ何かして遊ぶ?」
「じゃあ麻雀……じゃなくて、トランプでもする?」
「……なんで麻雀が出るんですか」
「冗談だよ冗談。麻雀牌なんて持ってない上に、遊び方も知らないんだから。って事で、ポーカーしようか」
「はーい」




