学園都市のクリスマスパーティー
今回は短いです。
生徒会主催クリスマスパーティー
「お化粧楽しかった♪」
「あたしは良いって言ったのに」
「だーめ。ドレス着てるんだから、すっぴんで出るなんてもったいないよ」
「裕香ちゃん、いつも綾香をありがとう」
「うぉい!」
裕香の手でドレスアップされたにも拘らず、ドレスコードに腐る綾香を宥めながらも、裕香は楽しそうにしてる。
綾香が(本人には余計な)世話になった為、鷹久はジュースを手渡して裕香にお礼を言う
「うーん……ねえひばりちゃん、このドレス似合うかな?」
「似合ってるよつぐみちゃん。いつもより大人っぽくて」
「2人とも、良くお似合いれしゅ」
つぐみ、ひばり、みなもは普段着慣れないドレスを、見比べてはそれぞれ意見を交わす。
勿論、出されてる料理をつまみながら、色々と勉強も兼ねた意見の交換もふくめて。
『りゅーくん、見て。今日の為にドレスを新調したんだけど、似合う?』
「ああっ、良く似合う。ドレス姿の芹は、とても綺麗だ」
『りゅーくんも、タキシード姿素敵だよ』
龍星と芹香は、勿論ドレスコード付きの甘々空間を形成していて……。
「……あいつ等、ここが公の場だってことわかってんのかねえ」
「いつもの事でしょ」
その近くで、裕樹と宇佐美がシャンパン(当然ノンアルコール)をゆっくりと呑む。
「宇佐美、そのドレス」
「うん、兄さんに贈ってもらったんだけど、似合う?」
「へえっ、流石は宇宙の見立てだな。よくに……」
「あの……」
「ん?」
「朝霧裕樹さん、ですよね? 一緒に、写真撮ってもらえませんか?」
「ああっ、良いよ。悪い宇佐美、ちとはず……」
バチーーンッ!!
「……今回は裕樹にしては、間が悪いと言うか運が悪いと言うかだが」
『……空気読まなかったあの子もあの子だけど、朝霧さんももう少し考えないと』




