表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
156/402

思いつきカップリング(食事その2)

 冬と言えば――

「お待たせ。大根に白菜、ネギに豆腐に鶏肉――占めのうどん、買ってきたぞ」

「出汁は出来てますよ」

「ごはんもたけてるよ」

 お鍋が美味しい季節。

 本日朝霧家にて、みなもは朝霧兄妹と一緒にお鍋を食べる事になり、こたつを囲っての鍋パーティー。

「鍋パーティーはちっと新鮮だな。普段光一にダンナとで、焼肉パーティー位しかしないから」

「そうなんですか? てっきり、今までの雇い主さんと何回かあると思ってたんですけど」

「宇佐美の場合が例外なだけで、俺の仕事上での繋がりって結構弱いんだよ。大半1回会ったっきりだし、陽炎財閥なんかは人材集めの一環だから」

「――その割には、女性のファンが多いですけど?」

「ファン? 誰の?」

「いえ、忘れてください――裕樹さん程浮気や不倫に程遠い……いえ、縁がない男性って、絶対いないなって安心しましたから」

「――はっ?」

 “考えてみたら、裕樹さんにする質問じゃなかったな”

 みなもの心境を表すには、この一言で十分だった。

「それよりも、お鍋」

「あっ、そうだね。えっと――」

「私がやりますから、裕樹さん達は座っててください」

「じゃあ先に肉を煮込んどく」

「お願いします」

 みなもが野菜を斬り、裕樹が鍋に肉を入れ始める。

 裕香はその間に皿やはしの準備をして――鍋が出来あがった。

「美味そうな匂い♪」

「食欲をそそるって言うのは、こういう事なんですね」

「早く食べようよ」

 裕香がごはんをよそって、準備が出来て――

「――じゃあ」

『いただきます』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ