表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/402

お月見の準備

「う~さぎうさぎ~♪」

「ご機嫌だね、裕香ちゃん」

「うん」

 所は、光一の寮の部屋。

 今日光一は月見団子を、お気に入りだと言うウサギのプリントエプロンを着た、朝霧裕香と一緒に作っていた。

「で、今日はどうしたの?」

「どうしたって?」

「いきなり俺の手伝いがしたいだなんて」

「今日はそういう気分だから。つぐみ姉ちゃんにみなも姉ちゃん、サークルの催しで忙しいって言ってたのもあるけど」

「そう――ひばりは?」

「ユウ兄ちゃんと話があるからって」

 と聞いて、ふと光一は以前裕樹と龍星を交え、話した事を思い出す

「――ユウからそう言う話は聞いてはいたけど、裕香ちゃんから見てどうなの? お姉ちゃんを欲しがってるのは知ってるけど」

「日に日に仲良くなってるみたいだから、嬉しいな」

「そうっ――それじゃ、団子はここまでにして、休憩しようか」

「うん」

 光一はコーヒーとココアを淹れて、お菓子(自分用)を見つくろって簡易テーブルに置くと、裕香がココアを軽く1口。

「うん、美味しい♪」

「勿論おかわりあるからね」

「ありがと」

 裕香はココアが好きで、特に光一の淹れたココアがお気に入り。

 光一も、コーヒーが飲めるようになる前はココアを常飲していて、自信はあった。

「それと、これはココア使ったお菓子。裕香ちゃんにあげるつもりだったから丁度よかったよ」

「光一兄ちゃん、ホント色々とやるね。研究職に保安部の協力もしてるのに」

「はっはっはー、凝り性な甘党舐めてくれちゃいけないよ。さて、休憩終わったら団子詰めるからね」

「はーい。ねえ光一兄ちゃん、私の作ったのは幾つかの包みに分けて良いかな?」

「勿論。そう言うと思って、入れ物は多めに用意してあるから、皆に渡してやりな」

「うん。ありがと」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ